日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

飛び込みで病院に行った話

気づくと額一面に、(こらぁ…おかしいだろ)
というレベルの発疹ができていた。


昔からわりと、
ストレスで小さなニキビが大量発生するタイプではあるのだが…
春のつくし畑よろしく、
こんなにもブツブツと、
しかも猫の額×50くらいの広いおでこに、だ。
いやはや、
いくら広大な大地(※ただのおでこ)とはいえ、
ここまで真っ赤な発疹に埋め尽くされてしまっては、
(きっしょ!)
以外の何ものでもない。


そしてそれは翌日には痛みを伴うようになり、
我が夫にも
「なんか…帯状疱疹みたいだね…かわいそうに…」
と言われたので、
その日の勤務終了時刻に間に合う皮膚科を探すことにした。


会社近くの皮膚科を調べてみると、
どこもみな吾輩の勤務終了時刻の18時までの営業である。
やはり渋谷や新宿のような
"ネムラナイマチ"
の皮膚科でなければ遅くまではやっていないのであろう。
吾輩の勤め先のある街は典型的なオフィス街なのである。


しかし、粘って探していると、
18時半まで営業しているところが2軒見つかった。
ひとつは会社から徒歩3分くらいのところにあり、
もうひとつは最寄り駅と会社の間なので…
会社からは徒歩10分といったところであろう。


両方のホームページを見たところ、
会社から徒歩3分の皮膚科のほうがキレイそうだし、
信頼できそうであった。
ひとまずここに行くことにし、
自分のGoogleMapにピンを打っておいた。


18時1分過ぎに会社を出て、
早足で例の皮膚科に向かったところ、
皮膚科の入っているビルの1階のエレベーター前で、
二人の若めの方々がエレベーター待ちをしていて。
吾輩はその方々と一緒にエレベーターに乗ったわけだが、
そのどちらともが、
例の皮膚科…
つまりは吾輩と同じ階で降りたのである。
(ほむ…人気の皮膚科のようじゃな!)
浅はかだが、信頼できそうな予感がした。


受付には顔認証タイプの体温計が置いてあり、
吾輩もそこでピッ!と体温を計り、
正常であったため、
受付のかたに
「初診なんですが…」
と声をかけた。
すると
「かしこまりました。アプリでの予約はお済みですか?」
と尋ねられ、
一瞬、何をきかれたのか全くわからず…
「アプリ…?ですか??」
と聞き返してしまった。
「予約専用のアプリはダウンロードしていただけていますか?」
という返答で、
ようやくこの医院が予約受付を採用していることに気づけた。
「ああっ!(※そういうことですね)…アプリでの予約はしておりません…!」
と言うと、
「…そうしますと、2から3時間ほどお待ちいただくことになるのですが…お時間大丈夫そうですか?」
と言われたのである。


(…?ニカラサンジカン??)
1から2時間ではなく、2から3時間である。
いや、1から2時間であっても吾輩にとっては辛過ぎる。
今がおよそ18時10分だから…
1から2時間で最大20時10分。
2から3時間で最大21時10分である。

それでは腹が減り過ぎて、
二度と戦などできぬカラダになってしまう…
むしろ寝たきりであろう…
夕飯前の時間帯は、
思考の軸が飯になるらしい。


「あー………ニカラサンジカンー………」
と、一瞬考えたものの、
このせっかちな吾輩がニカラサンジカンも待っていられるはずもないので、
あきらめてもう一軒の皮膚科に行くことにした。
こんなことを言うのはよくないが、
その皮膚科はなんだか薄気味悪い皮膚科で、
令和5年にこのような奇妙な病院があること自体が驚いた。
ちなみに患者は吾輩が入ってから帰るまで、
誰ひとりとしていなかった。
まぁ、
飲み薬と塗り薬を処方してもらえたのだからよしとせねばならん。
それにしても…
"ニカラサンジカン"待つ人も居るであろうに…

勤務している方々が苦労していないことを願う。

 

 


※次回は7/31に上げます