日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

HARBS巡拝その⑨の話 後編

麻布台ヒルズ店のHARBSにはこれで二回目。
前回は施設そのものの開業と同時に訪れたため、
(早めに着いておくにこしたことはない‥!)
と、開店時間の11時の15分前にHARBSに着いた。
すでに一組の外国人ファミリーが待機していたが、
我々夫婦はその次だったように記憶している。
あれから4ヶ月ほど経った今回は、
開店5分前の到着で1番のりであった。


大きなガラス戸で施錠されていたが、
そこから‥11時に勤務開始のスタッフのかたなのだろうか?
静かに戸をあけ、
隙間からすべりこむようにして店内へとはいっていった。
その間に
(おおう‥!ケーキが納品されちょる!!!)
と、ケーキを始めとした食材を運搬するかたがいらっしゃった。
店の中にいたスタッフのかたが、
ケーキのショーケース越しにその納品を受け取る。
(ほほう‥"ストロベリーケーキ"の上に鎮座するイチゴは、お店のほうでデコレーションしているのか‥)


大粒のイチゴの入ったパックを盗み見しながら、
HARBSのプロフェッショナルを感じたつもりだったが‥
おそらくどこのケーキ屋も運搬中にイチゴが転げ落ちないよう、
ケーキ上のイチゴは店内でデコレーションするのではなかろうか?
と、思った。
イチゴから水分が出たりもするだろうし‥
ケーキ全般に言えることだとは思うが、
安くないだけあって繊細なのであろう。


そんな運搬事情を想像しながら、
HARBSの納品模様を盗み見していたわけだが。
(おにょ‥?)
吾輩は大変重要なことに気づいたのである。
おそらく多くの場合、
運搬業務は他社に委託するであろう。
(いや、店にもよるのか??)
なんとなくだが運搬業者に委託したほうが、
効率が良いような‥
トラブルが少ないような‥
そんな気がする。
"しかし"だ。
このたび吾輩が目にした運搬するかたは、
背中に"HARBS"というロゴの入った
スウィングトップを着ていた。
つまりHARBS‥いや、HARBS様は、
自社で運搬をも担っているようなのである。
自分たちで作ったもの・作るものを、
自分たちの手で責任をもって配達する‥
素晴らしすぎる。
素晴らしすぎて、
吾輩はしばらく興奮状態であった。


またひとつHARBSの情報を得られたため、
うはうはと鼻息をあらくして入店することとなったわけだが、
今回はランチセットではなく、
ケーキと飲み物というランチになるため、
胸焼け回避のためにも、
飲み物を慎重に選ばなければならない。
とは言いつつも、
自称"泣く子も黙るコーヒー党"のため、
実はホットコーヒー以外は眼中になかった。
やはりケーキの甘さには苦いブラックコーヒーである。
我が夫は栄にある本店と、
フラッグシップショップのここ麻布台ヒルズ店の限定メニューとなるスパークリングワインをセレクト。
ケーキはお目当ての"不知火オレンジのケーキ"と、
イチゴのシーズンということで"ストロベリータルト"を注文。
以前、麻布台ヒルズ店でランチをした際、
"ストロベリータルト"が選べたのだが‥

その時にすっぱめでみずみずしいイチゴと、
カスタードクリームとの相性の良さに悶絶した記憶がある。
これでもかっていうくらい大粒のイチゴが、
クリームの甘さを緩和させていたのである。
個人的に好きな"HARBSケーキトップ5"には入りそうなメニューである。


すぐに飲み物が提供され

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スパークワインにはミックスナッツがついてくることを知った。
コーヒーはカップもほんのりあたたかったような‥?
気のせいかな?
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スパークリングワインのグラスも冷えていたから、
ホットの飲み物のカップがあたためられていた可能性は高い。
これはまたの機会に確認したい件である。


ほいでいよいよやってきた‥
(ほけぇー!!!!!我が愛しのオレンジムース!!!!!)
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(ウツクヒイ......)
横顔だって
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(ウツクヒかーーー!!!!!(狂))


イチゴのほうはと言うと‥
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(フンヌ!)
もはや鼻息のみである。
ケーキを包んでいるアルミファイルをはずすとくずれてしまうため、
片方はそのまにして写真を撮った。
真上からの写真が絶妙に汚いのだが、
念のため‥
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レースを思わせるデザインなのがとてつもなく
(ヨキ!!!!!)


さっそく"不知火オレンジのケーキ"から食べてみると、
案の定、
さわやかなヨーグルト?レアチーズ?風味のムースの中に、
不知火がちりばめられているといった感じであった。
さっぱりしていて、
甘いものが得意でない夫も絶賛していた。
やはりHARBSのムース系ケーキは最強である。
ほどよくかたさと弾力があって、
そのくせ口溶けがなめらかなのである。
最上部分のクリームは‥
おそらくホイップクリームだと思うのだが、
さわやかなムースとの相性が良く、
これまた重要な役割を果たしていた。


"ストロベリータルト"のほうはと言うと‥

想像した以上に
(イチゴがゴロゴロやんけ!)
こんなにも大粒のイチゴを投入して大丈夫なのか?というくらい、
どこをフォークで刺してもイチゴにつきささる。
それでいてカスタードクリームもふんだんに使われているから、
もはやイチゴがカスタードクリームの海で溺れているかのようでもあった。


なにはともあれ、
夫の力を借りて無事、完食したわけだが。
やはり本店とフラッグシップショップ限定のケーキにはスペシャルな魅力があると思った。
まず、
フォルムに心を奪われる。
そういう華々しいケーキを限定枠にしているのであろうなぁ‥
と思うと。
やっぱりHARBS様を推さずにはいられないのである。
翻弄されたいんですわ‥
そのコンセプトや、
販売促進のための施策に‥!
推し活は、
時にキチガイじみているからいいのである。
次回は西への遠征バージョンのHARBSレポっす。

 

 


※次回は4/28に上げます

HARBS巡拝その⑨の話 前編

悩ましい‥
このためだけに夫をHARBSに連れて行く、
いや、
同行してもらうのは、
なかなかに‥悩ましい。
(他にも理由があれば‥)
なんて思っていたら、
"3月13日に麻布台ヒルズのマーケットエリアが開業する"
という情報を手にいれた。
我々夫婦は、
超がつくほどのミーハーで、
そもそもこのマーケットエリアの開業を待ち望んでいた。
そこに行くついでにHARBSに行こうというのであれば、
きっと夫も快く了承してくれる。
と、いっても‥
基本的に我が夫は、
吾輩のしたいことを全力で叶えてくれる人なので、
とってつけるほどの理由は、
正直、いらないのである。


ただ、
付き合ってもらう立場の吾輩としては、
"相応の理由"という名の"いいわけ"を探したいところ。
これもきっと自分のためなのであろう‥
いやはや。
自分勝手も度が過ぎるとかばいきれない。


話があっちこっちにいってしまったが、
つまりだ‥
今月も例の如く、
"HARBS関東店舗制覇"を目指し、
巡拝する予定であった。
ランチセットを提供してくれる店舗でまだ行ったことのない店舗は、
なんと残すところ六本木ヒルズ店のみ。
今月は自ずと六本木ヒルズ店に行くことになるのだが‥
2月29日から4月3日までのケーキラインナップに
(うぉーーー!!!めちゃくちゃ食いてぇずらぁーーー!!!!!)
と、発狂してしまった"どストライクケーキ"があったのである。
しかもそれは、
栄本店と関東フラッグシップショップの麻布台ヒルズ店のみの扱いとなる"店舗限定ケーキ"。
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画像編集アプリを使ったら、
画質がクソほど悪くなってしまった‥
悪しからず。


ケーキは"不知火(しらぬい)オレンジのケーキ"と言い、
HARBS様お得意の"層系""ムースタイプ"のケーキの模様。
("層系"?"ムースタイプ"??)

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HARBSの"ティラミス"もこのタイプのケーキで、
このムース部分がクリームになると半定番の"モカケーキ"のようになるはず。
ほいでたぶんスポンジが一段増える。
これまでの調査ではそう感じていたが‥
違う可能性もあるため、
その時には追って知らせる。


"そして"である‥
実は吾輩。
オレンジや苺×ヨーグルトやチーズあたりの酸味のある素材との組み合わせが途方もなく好きなのである。
バスキン・ロビンスのアイスクリームの中で一番好きなのはストロベリーチーズケーキ。
これは高校生の頃から変わっていない。
牛乳かんてんにみかんが入っているのには全く興味がないのだが、
オレンジの果肉入りのヨーグルトムースなどは大の好物。
ゆえにこの"不知火オレンジのケーキ"も発狂案件なのである。
(好きぃーーーっ!食いてぇーーーっ!(怒))


問題はこのケーキを食べるためだけに、
決してアクセスが良いとは言えない麻布台ヒルズに行くということなのである。
普段の行動エリア外に属するため、
よほどの理由がない限り
(電車賃すらも払いたくねぇンですわ)
吾輩は妙なところに"クソケチ"なのである。


またこのケーキの提供期間となる2月29日から4月3日までが絶妙にあわただしく‥
さきにも言ったとおり、
吾輩宅よりアクセスが悪いこともあって、
ひとりでサラッと行くのが超絶むずかしい。
まあ、そもそも吾輩の心の中に
(わざわざ行くのもなぁ‥)
という思いがあったため、
重い腰は余計に上がらなくなってしまった。


そんな中に舞い込んできたのが、
"3月13日に麻布台ヒルズのマーケットエリアが開業する"

という情報だったのである。
ここを見るついでにHARBSでケーキランチをすれば、
("不知火オレンジのケーキ"食えんじゃんっ!!!)
吾輩が勝手に"HARBS愛好家あるある"としていることになるのだが‥
ランチやディナーの一食分として、
ケーキと飲み物を頼んでいる"ベテラン勢"もいるのである。
吾輩も何度かひとりランチの際、
ケーキとコーヒーを注文したことがある。
今回はそんな感じでランチをしようと夫に言ったところ、
やはり快く了承してくれたため、
マーケットエリアが開業した週の土曜日に行ってきた。
お店に行って"またしてもトキメキを覚えた話"は次回に、また。

 

 


※次回は4/14に上げます

HARBS巡拝その⑧の話 後編

開店時刻の11時となったため、
先頭に並んでいたお客さんから順に案内された。
5、6番目に並んでいた我々も
『お好きな席へどうぞ』
と、ウェイターのかたにご案内いただいた。
二人掛けの席につき店内を見回すと、
なんとなく上野店の内装に似ているような気がした。
今回の恵比寿店同様、
先月行った吉祥寺店もアトレという駅ビルの中に入っている。
天井の低い駅ビルの中にお店を詰め込む形となるため、
東京ミッドタウン店やフラッグシップショップの麻布台ヒルズ店のように、
店舗独立型の内装にはなかなかできない。


ルミネに入っている店舗もまた、
内装に限界があるように思うが。
わりとルミネは店と店との"垣根"を感じさせないデザインになっていることが多い。
もちろん吾輩の主観でしかない。
とはいえ有楽町ルミネ店は奥行きがあるためか、
独特の解放感がある。
池袋ルミネも天井が高く、
広々とした印象があった。


恵比寿店はヴィラを思わせる要素は少なめ。
モダンクラシック寄りではあるものの、
カッチリとはし過ぎていない。
むしろどことなくファミリーレストランを思わせる、アットホームな雰囲気がある。
おそらく"入りやすい"という雰囲気は、
アトレという駅ビルに入っているためであろう。
(これはひとりでも入りやすいのぅ‥)


やれやれ‥
巡拝にうつつをぬかすと、
店舗ごとの内装にまで感性を向けてしまうようだ。
これだから玄人は‥
と、一年ちょっとの推し活でも、
自称なら名乗っても良いだろうから、
そう名乗らせてもらうのだが。
"好き"なんだからしゃーないわけで。
だから好きっちゅーもんは
(厄介なんだろうなぁ‥)
と、他人ごとを装い、
自分をなぐさめることでしか救われないような気がした。
(ううぅっ、、、(泣))


そんなことを考えながら、
ウェイターのかたの手が空くタイミングを待っていた。
今日のお客さんは注文を決めるのが早いのだろうか‥
次から次へと客席にウェイターのかたが注文をとりに行っており、
声をかけるすきがない。
ようやく夫の声に気づいたウェイターさんが我々のテーブルに来てくれ、


『本日のランチセットのケーキは‥アイリッシュクリームチーズケーキ、チョコレートケーキ、マロンタルトの中からお選びいただけます』


とご案内いただいた。
今回の吾輩の"ケーキ三種予想"は見事にはずれ、
夫もアイリッシュクリームチーズケーキしか当てることができなかった。
三連休中ということで、
(わりと定番のケーキの中から選ばせるスタイルかしらん‥ふぬ。良き)
たしかに混雑していても、この三種類ならカットしやすい。
たぶん単に消費期限が近いなどの"別の理由"があるかとは思うのだが。
今回は他のお客さんへの案内に聞き耳を立てたり、
他テーブルに出されたケーキの種類をチラ見することができなかったため、
我々だけがこの三種類をご案内いただいたのかどうかはわからなかった。
しかしこれが運命というやつである。
運命を受け入れ、
HARBS様が定めたケーキにあやかるのだ。


そんなこんなで、
今回は以前も食べたことのある"アイリッシュクリームチーズケーキ"と"チョコレートケーキ"を選んだわけだが、
HARBSに入る前、
KALDIでカバの形をしたチョコレートを買っていたせいか、
吾輩の口は
(チョコレート食いてぇぇぇ!)
状態で、
非常に好都合であった。
メインのパスタは高確率で選んでいるペスカトーレをチョイス。
夫は注文時にタバスコをお願いすることも欠かさないのだが、
このタバスコとの相性抜群なのがペスカトーレなのである。


そして注文してからそう待つこともなくサラダが運ばれた。
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何回も食べ、
慣れているというのに、
やはりこの自家製ドレッシングにため息がでる。
(うみゃいのぅ‥♡)
フレンチドレッシングに分類されるとは思うのだが、
ニンニクのような香りもして、
ややチーズ感もあるような‥
(ないような‥)
シーザードレッシングと言われても「ほう、そうか」と思いそうな、
不思議な自家製ドレッシングなのである。
サラダにはローストしたスライスアーモンドが散りばめられているのだが、
これがまたおいしさを引き立たせる。
それからフラッグシップショップの麻布台ヒルズ店や、
まだ行ったことのない栄本店では、
このサラダはスペシャル仕様となる。
そういう細かな違いもまた、
(推せる‥!)
と思わせ、
ファンの心をくすぐり離れられなくするのであろう。
記憶に残る食事の体験をさせてくれる店こそ、
飲食店における成功と言えるのかもしれない。


サラダを食べ終え、
夫と雑談をしている間に、
メインのパスタが運ばれてきた。
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うむ。
安定のペスカトーレ
魚介のうまみが感じられて、
茶店のレベルとは思えないクオリティ。
好物のタラの身も入っていて大変美味。
お店によってパスタソースの汁気の具合いが違ったりもするのだが。
今回の恵比寿店でのパスタは、
ほどよい汁気があり吾輩好みであった。

(良きにけり!!!)


そしてお待ちかねのハーフサイズのケーキである。
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何度も食べているというのに
(チョコレートケーキうんまー!!!)
と、毎回新鮮さがあるのは、
きっとHARBSのかけてくださる魔法のためであろう。
※きちんと手作りしているからおいしいんです
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アイリッシュクリームチーズケーキは、
去年あたり二子玉川店で食べたきりのはず。
ベイクドっぽいチーズケーキのうえにのったホイップクリームが、
ウイスキーの味になっている。
それに濃厚なチーズケーキをからめて食べると、
なんとも大人の味で
(こらぁ子供には食べさせられんのう‥)
と、ため息案件。
至福過ぎてあっちゅー間に食べてしまった。


今回もまたHARBSに感謝である。
そして来月、
用があって大阪に行くことになったため、
梅田にあるHARBSに突撃しようともくろんでいる。


"推しは推せるときに推せ"


HARBS推しに興じている今日この頃。
その言葉が真理であると信じて疑わない吾輩は、
だいぶラリっているか
真剣か
はたまたそのどっちもなのか
吾輩にはよくわからない。

 

 


※次回は3/31に上げます

HARBS巡拝その⑧の話 前編

今月ももちろんHARBSに行く。
そしてなんと。
関東でランチを扱っている店舗を制覇するまで残り2店舗となった。
ひとつはパスタを提供している恵比寿アトレ店。
もうひとつはサンドイッチを提供している六本木ヒルズ店。
まだ、HARBSを推すようになってから、一年は経っていないはずだ。
何気なく入った横浜ルミネ店での感動は、今もよく覚えている。


前回、吉祥寺アトレ店でパスタを堪能したため、我々夫婦の口はサンドイッチを欲していた。
夫は11月にニュウマン横浜店で食べた、
厚切りベーコンいりのBLTサンドに大変感動していた。
吾輩も具沢山のオムレツサンドが恋しくてたまらない。
(したらば六本木ヒルズHARBS行くかぁ!)
"平成のシンボル"六本木ヒルズなど、
久しく行っていない。
というか‥
吾輩は夫とは行ったことがないような‥
ちなみに夫とは出会って9年目である。
うむ。
記憶にござらん、ござらん‥
(ござらん?)


そんなこんなで六本木ヒルズ店に行くつもりでいたわけだが、
急に恵比寿アトレに入っているKALDIで、
対象のコーヒー豆が半額、
加えて店内全品10%OFFになるというSALE情報を入手した。


このごろ吾輩はKinderというイタリアのチョコレートメイカーの、
カバのかたちをしたチョコレート菓子を探していて、
輸入菓子を扱う店に行くたびに、
そやつのチェックに勤しんでいた。
チョコレート味のクリームを、
カバを模したモナカでサンドした菓子なのだが、
それが爆裂にうまい。
んでも、それを食べたのは数年前で‥
記憶すらも曖昧っちゃあ曖昧。
というのも、
このチョコレート菓子は、
海外のチョコレートのソレ同様に、
桁違いの甘さなのである、
おそらく日本人なら"数年に一回のスパンで食べられたらいい〜"と思うはず。
ただ、
リンツのリンドールや、
スニッカーズ
メーカー問わずでカナダのメープルリーフクッキーなんかもそうなのだが。
食べた瞬間、全身で
(だぁぁぁあああーーー!!!太るぅぅぅううう!!!!!)
と感じられる菓子は、
吾輩にとっての"正義"であり"正気"であり"正解"なのである。


15種類の野菜を使ったサラダを食べた健康志向の人間が
「カラダが喜んでるぅぅ!」
と優雅に悶絶するのよろしく、
吾輩は過激な甘さの菓子を食べると
(うぎゃおえーーー!うまーーーっっ×⚪︎#@&.?/,,,¥$€!)
(注:文字化けではありません)
と雄叫びをあげては"悶絶嬉々"し、
この絶望と背徳という名のハイカロリーをいっきに摂取する。
もはや儀式的側面も否めないのだが、
なぜか時々、
気が狂うほどの糖分を欲してしまう。
KKDのオリジナルグレイズドしかり。
CINNABONシナボンクラシックしかり。
(太りにくい体質で生まれたかったなー‥)
なんていう呟きは戯言(ざれごと)でしかなく、
そんな甘い菓子を好まない人間にさえなれば、
太るという悩みとは無縁でいられるのだ。
‥んなことはわかっている。
んなことがわかっているから、
人生は終わるまでままならないのだと思う。


久しぶりに脱線どころか
(は?進路方向変えた?)
ってくらい話が飛んでしまったが(滝汗)
Kinderのカバのチョコレートの話に戻り‥
そのカバのチョコレートは、
なぜか
プラザでは税込810円、
KALDIでは税込678円で売っているのである。
結構‥いや、かなり違う。
ただでさえ高い輸入菓子の132円の差は‥吾輩にとってはデカい。


そんなこんなで、
出来ることならKALDIで買いたく、
このところ2、3店舗ほどのKALDIで、
吾輩は"カバハント"に明け暮れていた。
しかしヴァレンタインデーが終わったせいか、
どこの店舗にも
(売っとらんがな!)
あったかと思えば、
吾輩の求めているカカオ味ではなくヘーゼルナッツ味だったりする。
(まぁ、出会えなかったら出会えないでいいっかぁ〜)
そんな生半可な気持ちでハントしていたから出会えなかったと言えばそうなのだが(汗)
どこからともなく聞こえてきた


『カバのチョコレートを探す愚か者よ‥
東京にあるKALDI恵比寿アトレ店ゆうなる店にて、おまえの望むものがあるかもしれぬ‥』


という天からのお告げにより
(は?)
‥訂正する。
KALDIのアプリから得たSALE情報によって、
(もしかしたら恵比寿アトレで扱っているかもしれない‥しかもそこなら10%OFFで買える!)
という下心満載で、
夫にかくかくしかじかと話し、
そんなこんなで今回のHARBS巡拝は恵比寿アトレ店ということになった。


恵比寿アトレに入っているレストラン以外のお店は、
午前10時から営業しているため、
HARBSの11時のオープン時刻に合わせて、
恵比寿駅には10時45分ころに着くようにした。


KALDIHARBSも同じフロアにあるため、
さっさとその階へと進み、
まずはKALDIにてカバのチョコレートを探した。
あの規則性がないようでいて(おそらく)あるであろうKALDIの店内は、
店舗ごとに取り扱いが違うので、
どこの店舗に行っても新鮮さがある。
だから無駄に行ったり来たりしてしまう。
でも結局買うものはいつも一緒なのである。
(ならば行ったり来たりしないで良いのでは?)
‥んなことはわかっている。
んなことがわかっているから、
人生は終わるまでままならないのだと思う。
(※二回目)

 

そんなままならない人生の最中に
(おおー!あったー!カバ!カバのチョコレートやぁぁあ!!!)
こんなことがあるから、
ままならないことが愛しく、可笑しく、悪くないと思えるのであろう。
やっとこ巡りあえたカバのチョコレートと、
これまたKALDI価格で妙に安かったブルダックポックンミョンのカルボナーラ味と、
安いのかどうかわからなかったが、
10%OFFってことで買っておいた、
我が家の定番商品コーン茶と、
半額のコーヒー豆を2袋をカゴに入れ、
さっさと会計をしてもらい、
HARBSへと急いだ。


時刻は10時55分。


HARBSの前にはすでに4、5組ほどのお客がならんでいた。
我々夫婦もその後に続き、
11時の開店を待つ。


‥なんだか話し過ぎた感満載なので、
次回、つづきを話そうと思う。
吾輩の話はくだらないために長いのだ。
失敬。

 

 


※次回は3/17に上げます

HARBS巡拝その⑦の話 後編

ようやくウェイターのかたに来ていただけたので、
ランチのメインとなるパスタの種類を伝えた。


パスタは4種類から選ぶことができ、
ワンシーズンに一回くらいの頻度であろうか?
クリーム系のパスタの種類だけが変わる。
12月頃から"生ハムとパルミジャーノ"になったのだが、
その前はたしか結構な量の串切りのレモンと、
チーズグレーターで削ったチーズ‥あれもおそらくパルミジャーノだったと思うのだが、
小さな雪山を思わすくらいの量のチーズが乗っかった、
インパクトのあるクリーム系のパスタであった。
レモンの量も相当で、
それを絞って食べると、
チーズやクリームの味が締まるのであろう。
夏時期にHARBSに行った際は、
ほとんどのお客さんがそのパスタを頼んでいた。


あいにく吾輩はクリーム系のパスタが得意ではないため、
そのパスタを頼む機会はなかったのだが。
今回の"生ハムとパルミジャーノ"は、
パルミジャーノの削り方が粗削りで、
非常に吾輩好みなのである。
ブロック状のパルミジャーノをかじった時にも感じるが、
あの独特の食感‥
ゴリゴリともザリザリともサクサクとも違う、
少しクランキーチョコレートの食感にも近い(※これは確実にサクサク)絶妙な歯触りがめちゃくちゃ好きなのだ。
チーズグレーターで削ったチーズはみなフワフワになるため、

あの独特の食感&歯触りは感じられない。
加えて吾輩は、
生ハムもわりと好きなため、
今期のクリーム系のパスタは、
機会があったら食べようと思っていたのである。
このたびはなかなかの空腹であったため、
(何でもいいから食べたい!)
という気持ちが強く、
吾輩はさっさとそのパスタを選んだ。
夫は吾輩がいつも頼む"ペスカトーレ"を選択。


パスタの種類をウェイターのかたに伝え、
セットのドリンクも伝えたので、
いよいよお待ちかね‥
(本日のハーフカットケーキは、何から選べますのん!?)
緊張してその発表を待つこと0.2秒‥
(※個人的な感覚に過ぎません)


『本日のケーキは"マロンチョコレートタルト"と"チョコレートケーキ"と"ティラミス"の中からお選びいただけます』



‥‥


‥‥‥


(ティラミスきたーーー!!!!!)


吾輩が予想した"マロンチョコレートタルト"と"チョコレートケーキ"が的中したことよりも、
大好物の"ティラミス"がラインナップされてあることにフィーヴァーしてしまった。
吾輩は心の中で大量の紙吹雪を散らし、
盛大にファンファーレを鳴り響かせながら、


「‥ "マロンチョコレートタルト"と"ティラミス"をお願いします」


と、今年38歳になる女性らしく静かに注文した。


料理が運ばれてくるまでのあいだ、
近くにいらっしゃるお客さんの注文に耳をそばだてていた。
どうやらこのたびのHARBS吉祥寺店では、
二人以上の客には


⚫︎マロンチョコレートタル
⚫︎チョコレートケーキ
⚫︎ティラミス


を案内し、
ひとり客には


⚫︎マロンチョコレートタル
⚫︎チョコレートケーキ
⚫︎アイリッシュクリームチーズケーキ


を案内しているようであった。
(なるほど‥これならかたよらずに在庫が消化できそうじゃ‥)
やはりさすがでありますよ‥HARBS様。


ということは。
実質、吾輩の予想は"ピタリ賞"であったのである。
夫と来店したがゆえ、
"アイリッシュクリームチーズケーキ"ではなく"ティラミス"を案内されたが、
ひとりで来店していたら、
おそらく大当たりであったのであろう。
まあ、そのタイミングで、
テイクアウトのお客さんに
「"アイリッシュクリームチーズケーキ"だけを大量に購入する人」
がいたら、
"アイリッシュクリームチーズケーキ"の在庫がなくなり、

別のケーキを案内することになるであろう。
いずれにせよ、
今回もまた
「おしいけどハズレ」
という結果であった。
精進しなければならない(※どうやってするのだ)し、
大好物の"ティラミス"が選べたのだから、
それを幸福に思えし。(※ど( ˙-˙ )や)


しばらくすると前菜のサラダが提供され、
腹ペコの我々夫婦は、
(やっぱりここのサラダのスライスアーモンドは、良いアクセントになってるわよねぇ〜!美味!)
などと言いながら、
それをさっさと平らげた。
そこから10分もしないうちにメインとなるパスタが運ばれた。

 

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うむ‥
粗挽きコショウの香りが
(良きにけり!)
である。
パルミジャーノの少し癖のある香りもなかなかに良い。
食べてみると、
おそらくクリームのソースにレモンの風味?エキス?さわやかで嫌味のない香りと酸味を感じた。
むしろクリーム系パスタを最後まで食べるためには必要不可欠なアクセントなのではなかろうか。
クリーム系が得意でない吾輩にとっては、
このレモン風味がかなりの救世主となった。
これがあったおかげで、
また食べたいとすら思えた。


生ハムと麺をからめて食べると、
これまた生ハムのワイルドさが引き立ち、
クリーム系のパスタとは別の味になるのも楽しい。
たっぷりのパルミジャーノ胃もたれしない量に調整してある。
とはいえチーズ好きの満足度も満たすのではなかろうか。
HARBS様‥
いつも感動と驚きとトキメキをありがとうございます。


メインのパスタを食べ終わったあと、
ちょうど良いタイミングでドリンクが提供された。
そこから数分後に吾輩が楽しみにしていたハーフカットのケーキ達が登場した。

 

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美し過ぎるフォルムである。
吾輩はチョコレート味よりも苦味のあるココア味のもの‥
例えばオレオのビスケット部分とか、
明治が出している板チョコタイプのカカオ72%のチョコレート効果とか、
そういったココア味?てかカカオ味?よくわからんが、
"ほろ苦ココア味"が好きなため、
ケーキの上にかかっているココアパウダーなんかが大好物なのである。
さっそく食べてみると、
"マロンチョコレートタルト"のほうは、
モンブランのように糸状にしぼりだしたチョコレート味のペースト?クリーム?が甘く、
その甘さを上のココアパウダーが引き締めているような気がした。
ただ、
真ん中がウィップクリームなため、
吾輩のように甘いものですぐに胸やけをしてしまうタイプの人間は、
どうしてもたくさんは食べられないであろう。


しかしとてつもなく幸福な気持ちになる。


想像以上に甘くなくて、
でもリッチさもあって。
つい
(なくならんといてー!)
と、心の中でエセ関西弁を叫んでしまう。
HARBSのタルト生地はカリカリの食感に加え、
ほどよい重みも感じられる。
そのしつこくないバターの香りも、
ケーキ全体のバランスを考えてのことなのだと思う。
(いやはや今回の期間限定のラインも、たいへんおいしゅうございます‥(合掌))


そして"ティラミス"のほうはというと。
実は10月に単品でお持ち帰りし、
一度食べている商品ではある。
しかし何度も言っている通り、
吾輩は"無類のティラミス狂"。
また食べられるという幸せを噛みしめながら、
フォークですくっては食べ、
すくっては食べた。
残念ながら途中から胸やけがしてきたため、
最後の三口だけ夫に食べてもらった。
HARBSの"ティラミス"は、
マスカルポーネ部分がムースのようになっている。
"ティラミス"特有のクリーミーな口当たり&舌溶けはないのだが、
さっぱりとしていて吾輩は大変好みである。


そんなこんなで、
今回はケーキをギブアップする形となってしまったが、
HARBS吉祥寺店を思う存分に堪能できた。
関東店舗制覇まで残り2店舗。
そしていつか名古屋の栄本店に行きたいという夢を、
(夢のままにしたくない!)
と思うほど、
吾輩のHARBS愛は冷めるどころか、
覚め続けている。
何度行っても発見やら感動があって、
お金を使う価値がある。
今日もHARBSの方々に感謝。

 

 


※次回は3/3に上げます

HARBS巡拝その⑦の話 前編

今月も"HARBS様"を拝みに、
初の吉祥寺アトレ店に行ってきた。


開店時間の11時に間に合うように家を出たのだが、
諸事情により11時を過ぎ‥
11時6分頃であろうか?
それくらいの時間に到着した。


店の前でひとりの女性がウェイティングシートに腰掛けていたので、
我々もその隣に腰掛け案内を待った。
数分後には席に通していただけたのだが、
店内はほぼ満席。
残る席は二枠ほどであった。
(おにょ‥ギリギリセーフだったわい‥‥‥)
この二枠が埋まっていたら、
一陣客が食べ終わるまで待たなければならなかったのだ。
23区でなくとも、
土曜日のHARBSは激混みの模様である。


とくに我々が席に着いたあとのウェイティング客の数がすごかった。
まあ、
10メートルもの列を作っていた池袋店や、
平日でも常に開店前から長蛇の列をつくっている新宿店の比ではないのであろうが‥
常時7、8名のお客さんが並んでいる印象であった。


この日は注文をとるウェイターのかたが一人か二人しか居なかったのか。
提供が立て込んだタイミングだったのか。
(どっちもな気がするが‥)
なかなかウェイターのかたが捕まらなかった。
別に次の予定もなかったため、
のんびりお冷を飲んで待つことにした。


もちろん今回も我々夫婦は、
ランチセットにつく三種類のケーキの予想をしていた。
夫の予想は‥


⚫︎チョコレートカスタードケーキ
⚫︎バナナクリームパイ
⚫︎ストロベリームース


吾輩の予想は‥


⚫︎マロンチョコレートタル
⚫︎チョコレートケーキ
⚫︎アイリッシュクリームチーズケーキ


やはり何度予想してみても、
吾輩の予想は保守的である。
もちろん定かではないのだが‥
おそらくこの三種類に選ばれるケーキの一番の理由は
"賞味期限が近いから"。
それゆえこの三種類に選ばれる可能性は、
全てのケーキにある‥
単価が高くても。
ハーフサイズにカットしにくくても。
(※HARBSのランチにつくケーキはハーフサイズ仕様)


このたび吾輩が選んだ三種類のうち「マロンチョコレートタルト」だけが、
2月のバレンタイン特集ということで、
やや期間限定商品のよう。
(※HARBSからそのように発表があったわけではなく、あくまでも吾輩の認識どす)
「チョコレートケーキ」はお店に出ていない時期もあるが、
いちおう季節問わずの通年商品のようで、
チーズケーキ系も季節によって若干の違いはあれど、
アイリッシュクリームチーズケーキ」は冬時期の定番チーズケーキの模様。
冬になるとコニャック入りのチョコレートが出るのと一緒で、
この時期はコクのあるダークな香りが恋しくなる。


夫が選んだ「チョコレートカスタードケーキ」もまた、
おそらくバレンタイン特集のやや期間限定商品。
「バナナクリームパイ」も通年商品に分類されるとは思うが、

結構な頻度で単品注文されている場面を見る‥
つまり、
HARBSの顔であるミルクレープに並ぶ人気商品である可能性が高い。
吾輩個人としては、
バナナとチョコレートの組み合わせはそこまで得意ではないのだが、
確かにHARBSの「バナナクリームパイ」は恐ろしいほどうまい。
ジャンルは違えど
「チョコミントしか勝たん!」
と豪語する我がシスターのように、
ある一部に熱狂的ファンをもつ味の組み合わせのようにも思う。
しかし、過去一度‥確か横浜ニュウマンの店舗でだったかしらん‥?
ランチセットのケーキに選ばれていたことがあった。
「ストロベリームース」に関して言うと、
吾輩は初対面であった。
通年商品ではなさそうだが、
ティラミスのように、
たまに登場するレアな商品である可能性が高い。


何度も言うが、
いずれの"戯言"は私見に過ぎず、
吾輩だって"好きゆえのこじらせ"と解釈している。
"好きゆえのこじらせ"から言わせてもらうと、

夫の予想は毎回「かなり攻めている」のである。
ただ、
これまでに夫の「かなり攻めたチョイス」が当たったこともある。
よって吾輩は、
好きゆえにこじらせている‥
いや‥
好きという感情に甘え、
高飛車を肯定しているに過ぎない。
言い訳だが、
好きが過ぎると、
人は誰もがしょーもなくなる。


そんなこんなで、
今回も予想にふけり、
結果に胸を高鳴らせながら来店したわけだが‥
吉祥寺の店舗は、
内装がややナチュラル寄りな印象であった。
これまで行った店舗はモダンクラシックか、
リゾートっぽい内装のお店が多かったのだが、
吉祥寺店は木目調というか、
かなり柔らかい印象がある。
アットホームな感じがして入りやすいためなのか、
女性ひとりのお客さんも多く見受けられた。
ちょうど吾輩の後ろの席の、
ひとりのご婦人の声が耳に入ってきたのだが‥
ウェイターのかたに
『本日のケーキは⚪︎⚪︎と⚪︎⚪︎と⚪︎⚪︎の中からお選びいただけます』
と案内されると、少し悩んでから
『‥どれが人気ですか?』
と尋ねていた。
たしかに甲乙つけがたいと、
そこにすがりたくなるのが"オトメゴコロ"というものである。
"女心"に言い換えても良いのだが、
BBAだからあえてこの言葉を使わせてもらう。
(は?)
たまにお店のメニューやショーケースに
"当店人気NO.1"
なんて書いてあったりするが。
あれほど参考になって参考にならない情報は珍しいのではなかろうか。


今回もなんやかんや話してしまって長くなったので、
続きは次回。

 

 


※次回は2/18に上げます

メンテナンス費の話

一昨日は朝から美容室に行き、
昨日は夜の7時からネイルオフの予約をとっていた。
女性には定期的なメンテナンスが必要とはいえ、
男女差がなくなりつつある昨今、
男性も女性同様に
"メンテナンス費"
がかかるのであろうか‥


いやはや。


今の10代20代の女の子は
"男子にごちそうになる"
という風習(?)を知らずに歳を重ねていくのであろうか‥
まぁ、
"おじさんにごちそうになる"
という機会には恵まれるかもしらんが。
吾輩がワカゾウだった頃は、
全てとは言わんが、
ある程度のごはん代は、
同級でも男子がもってくれていたように思う。
多く払ってくれたりとかその程度のこととはいえ、
そうした"差"に何ら違和感なく過ごしてきた。


吾輩にもし息子ができて‥


「オナゴにゃあ、ジュースやお茶代くらいごちそうしてあげれぇぇぇい!それが漢っちゅうもんじゃぁぁあ!」


と、母なる吾輩が言ったとしよう。


んでも令和生まれの我が息子はこう言うかもしれない‥


「それは昭和生まれの人たちの普通とか基本でしょ?今は違うんだよ。男だからとか女だからってのはないの」


うーむ‥
そうか‥‥‥
令和には令和の
普通とか
基本とか
マナーとか
ルールとか
礼儀とか
思いやりっちゅーもんがあるのか‥‥‥
(※誰も何も言っていない)


ちなみに平成元年生まれの我が夫はというと。
今冬から化粧水をつけるという習慣を身につけたようだ。
年齢とともに乾燥がひどくなり、
特に冬場は頬が粉をふいてしまうのだそうな。
とはいえ美容と呼べるものにかけているお金はそれくらいなもんで、
例えばだが‥
髪の毛を染めたいとも思わないらしい。
また、元々ヒゲが薄い人なので、
脱毛の必要もない。
鍛えているわけでもないから、
すね毛やらの脱毛もしなくていい。
吾輩は
(リップクリームのひとつでももっていたらいいのに)
と思うのに、
リップクリーム然り、
基本的に日焼け止めやボディクリームなど、
"皮膚に何かをつけておく"
ということが苦手らしい。
ただ、汗をかきやすいため、
香水にはお金を費やしていて、
今はおふぃしーぬなんとかビュリーというブランドのものを使用している。
臭い自分にだけはなりたくないらしい。
たしかに、
おじさんで臭いとなると、
蓋ではなく無視される恐れがある。
それはおばさんも一緒であろう。


そういえば‥先日、通りがけに見た小さな美容室の入り口に、
"おじさんがギッシリ詰まって"いて、
ギョッとしたのを覚えている。
入り口の扉にはデカデカと
"カット¥1200(税込)"
と、書かれてあった。
たしかに安い。
10分カットで有名なQBハウスですらも令和6年の現在、
カットは¥1350。
それを¥150も下回るとなると、
なるほど、
"おじさんはギッシリ詰まって"しまう。


家にも車にも"メンテナンス費"がかかるのだから、
我々にもそのお金が不可欠なのである。
女性がメンテナンスに時間とお金を費やしていたため、
メンテナンスの必要性が比較的少ない男性は、
そこに敬意なのか感謝なのかはようわからんが、
"いつもキレイにしているね"
"今日もキレイにするのに時間がかかっただろうから、ご飯くらいは自分がご馳走するよ"
とし、
ご飯代を担ってくれていた‥
という元々の時代背景を思うと。
なにかにつけて平等、平等と叫ばれる昨今は、
なかなかに生き辛くて、
大変なんだろうなぁ‥
とも思う。
そして。
その影響のない昭和生まれで良かったなぁ‥
とも思う。
プレBBAとはいえ、
メンテナンスを怠らず、
なるべく気をつかえるBBAになりたい。
これが今年38歳になる吾輩の将来の夢。

 

 


※次回は2/4に上げます