日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

ダイエットの話

もはや暑さで機嫌が悪くなるほど、吾輩は暑さに弱い。
そのため夏の間は、良くタンクトップを着ている。
少しでも布をまとわずにいれば、
少しだけ涼しいように錯覚するのではないか?という、チープな考えからである。


この話をした理由は今年の5月にまでさかのぼる。
その頃に参列した、
知人結婚式での集合写真を見た際、
(え‥‥‥ワシ、ちょいデブじゃね!?)
と思ったのである。
長く続くマスク生活で、
顔の輪郭がかくれていたため、
吾輩は自分の頬やあごが、
思いの外ふくれていたことに気づかなかったのである。

顔に肉がついたのなら、当然、

二の腕にも肉がついたのであろう‥
(ただでさえプレBBAで、二の腕なぞ見せないに越したことはないのに‥‥‥おまけに太いときちゃあ、いよいよアウトよのぅ‥)
と思った吾輩は、
7月あたりからなんとなくダイエットを始めた。
しかし、なんとなくのダイエットなので、
運動はせず、
やや食事量を減らすという、
"気のせい"レベルのダイエットである。
この方法が、
地味に食べ過ぎる吾輩には効果的だったりする。


まずは日々の食事量を減らし、
胃を縮めることから始める。
そして間食のいっさいを断つ。
もともと間食自体しないタイプではあるが、
会社に行くと、
週一の頻度でおやつやらお土産をいただく。
それらも全て断たなくてはならないため、
誰か他に食べる人が居そうなら断り、(※めちゃ感じ悪い)
そうでなければ、
一旦いただいてから、
帰宅後に夫に渡す。
おやつやお土産の大半は甘いものなので、
甘いものが不得意な夫には、
本当に申し訳ないと思っている。


先日、会社の同僚とも話していたのだが。
なぜお土産や銘菓と呼ばれるものの大半は、
甘いおかしなのだろう‥?
塩も砂糖も保存料となるが、
焼いたり揚げたりして"熱を入れる"という工程を経ると、
塩よりも砂糖のほうが保存がきくようになるのだろうか‥?
マジいとおかしである。
吾輩は長年、
自分史上ナンバーワンお土産を、
北海道はロイズのポテトチップチョコレート
しかもオリジナルよりも
(断然マイルドビター派!!!)

とばかりに思っていたのだが。
その同僚との会話の中で‥
(いや‥私、一番好きなお土産、ロイズのチョコぽてちじゃないかもしれないです‥‥‥北海道物産で必ず買うおかし、それじゃなくて北菓楼の開拓おかきですわ‥)
と、まさかの首位入れ替え説が浮上したのである。
夫も気に入っている開拓おかきは、
"柳たこ"の味をマストバイとし、
物産展では必ず3袋以上を買う。
1袋500円以下で買えるので、
3袋買ったところで1500円。
とはいえロイズのチョコぽてちとて1箱税込864円である。
比較的、手が出しやすい値段なのではあるが‥
心の片隅にハイカロリーを気にする吾輩がいるのであろう。
そやつが"デブ的衝動買い"を控えるよう命じるのだろうが‥
いやいや‥開拓おかきだって揚げ餅である。
どっちもどっちなのだが、
"夫も食べる"
という吾輩の状況が罪の意識を薄めるのであろう。
なんとも。
単純に自分が
(うぎゃぉえー!美味ー!美味ぞえー!)
と思えるのは、
やはりロイズのポテトチップチョコレートなのであろう。


なんとなくダイエットの話に戻るが‥
ひとまず朝食のシリアルと昼食の弁当の量は、
以前の2割減を意識し、
8月となった今でもなんとなく続いている。
始めてから一か月近くが断つが、
心なしか顔がほっそりしてきたような、そうでもないような‥
しかし、
それが気のせいである証拠に、
二の腕はまだまだ太い。
(びえーん!(泣))
それなのに、
タンクトップを着なければならない気温が続き、
吾輩は太い腕をノーテンキにさらしている。
タンクトップからむき出しの"大根"を見つめながら、
(ふてぇやろうだぜ!)
と悪態をつきながらも、
盆まで一週間となったこの頃、
なんだか
(もう太いままでいいのでは?)
という、怠慢が見え隠れしてきた。
太い腕の人がタンクトップを着ていてもカッコいいと思うことは多いし‥
結局のところ、
夏はもうすぐ終わる。
タンクトップを着る機会がなくなれば、
"大根"をののしる機会もなくなる。
とはいえ、
ののしる機会がなくなれば、
太ったことを自認しにくくなる。


そしてここで白状するが‥
そもそもなぜ、
同僚と"自分史上ナンバーワンお土産"の話をしていたかというと。
同僚の中のひとりが
「このあいだスーパーでめずらしく萩の月が売っててー‥私、萩の月好きなんで、衝動買いしちゃったんですよねー。でも私、明日から引越しの準備しなきゃで。もしよかったら食べてもらえませんか?」
と、カスタード系お菓子の最高峰、
萩の月をくれたのである。
萩の月
"自分史上ナンバーツーお土産"
としている吾輩にとって、
これはテンション爆上がりの案件なのである。
間食禁止令を出しているものの、
その日、勤務後に用事があった吾輩は、
どこかで空腹を埋めなくてはならず、
一時的に間食禁止令を解き、
いただいた萩の月を飲み物かのようにたいらげた。


久しぶりに過激な甘いものを食べ‥

吾輩は、

(もはやおいし過ぎて意味がわからない!!!!!)

と、心の中で発狂した。


もともとカスタードクリームはそこまで好きなほうではないのだが、
萩の月は幼少期、
祖父からよくもらっていたおかしなのである。
祖父が旅行で買ったものなのか、
お中元などでもらったものなのかまではわからないが‥
祖父は昔から、
私が萩の月が好きなことを知っていたようなのである。


今は簡易包装のものも流通し、
ひとつずつ小箱に入れられているものは贈答用として売られているが、
私の幼少の頃は、
簡易包装のものはなく、
萩の月は全て"箱入り娘"状態であった。
SDGsが叫ばれるようになった昨今では、
過剰な包装はさける傾向にあるが、
価値を守る手段として、
丁寧な梱包をするものがあってもいいと思う。


同僚からもらった萩の月は簡易包装のものであったが、
やはり一口食べただけでも幼少を思い起こさせ、
この上ないうまさであった。
意味がわからないレベルのうまさには、
極端なたとえではあるが、
なにかドラッグ的な要素があるのではないかと思ってしまう。
それでも私は萩の月を食べ続けるつもりでいるし、
やはりこんなにもうまいと感じられるものは、そう多くはないのだ。


同僚に
「⚪︎⚪︎さん、萩の月、意味わからんレベルでおいしかったです!ごちそうさまでした!」
と言いながら、
やっぱ萩の月サイコー、サイキョーうんぬんと話していたのだが。


(いや‥)
(待てよ‥?)
(ダイエットしていたから、余計おいしく感じたのでは‥?)
という疑問が浮上した。
祖父との思い出よりも、
今の状況のほうがおいしさを加速させたのか‥?
この世はわからないことだらけだが、
確かなことは‥
"萩の月はうまい"
ということなのであろう。
そしてしばらく、
ダイエットは継続しようと思う。

 

 


※次回は8/13に上げます