日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

セリア様の話


先日、近所のセリアに行った際、

(なぬ!?)


という商品に出会った。


クリスマス関連の商品のコーナーに
"ぬいぐるみコスチューム"
なるものが売られていたのだ。


要するにぬいぐるみや人形に着せる衣装のことである。


その種類も実に豊富で、
サンタ帽から赤と白のケープに、
トナカイモチーフのフード付ケープ。
マフラーやら、冬っぽい素材のウサ耳カチューシャまである。


ワンちゃんに洋服を着させる主人同様、
我が国では自身のぬいぐるみに洋服を着させる主人も歓迎されているらしい。
小さな生き物とは違い、
愛護団体などはなく、
それ故、非常に生きやすいのでなかろうか。


かくいう吾輩も人形と共に生き、彼らを心底愛でている"生きやすい勢"なのである。
旅行に連れて行くのはもちろんのこと、
去年とり行った結婚式では、手製のウェディングドレスとタキシードを着させた。
ウェルカムボードでゲストをお迎えしたのは、
紛れもなく彼らである。
主人である吾輩としては、彼らをかけがえのない存在としている。


また、例のドレスやらを着せた際、蝶ネクタイに使用した小さなリボンや、ドレスの生地として利用したオーガンジーの太いリボンは皆、セリアで購入した。
マニアの間ではセリアは安くて使える手芸用品店なのではなかろうか‥


立ち寄ったセリアがそこまで大きくなかったため、
扱っている商品には限りがあった。
吾輩はそれらの品々をあーでもないこーでもないと言いながら慎重に吟味していった。


吾輩の愛でる彼らはLサイズの卵ほどのおおきさで、
非常に小さなぬいぐるみとなるため、
売っているコスチュームではブカブカ過ぎるように思った。
これではどこかを詰めなくてはならない。
端をカットし、
詰めることも考えたのだが‥
ひとまずサンプルがてら、
例の"ぬいぐるみコスチューム"とは少し違うのだが、
サンタ帽に髪留めクリップの付いた、子供用のパーティコスチュームを購入した。


小さなサンタ帽の内側に、前髪を留めるくらいの小さなクリップが縫いつけてある、チャーム付きのピン留めのような"飾り"である。
二つ入りだったため、
おそらくエヴァンゲリオンのアスカの頭のように装着するのであろう。
ちなみにアスカのあれは
(何ぞ?)


帰宅後、
さっそくサンタ帽の内側のクリップをハサミで切り落とした。
こんな使い方をする人間がほぼいない‥
と言うか、そもそも髪留めとして作られているもんだから、
(ぐぬぬ‥切れぬ!)
メイド・イン・チャイナの丈夫さに脱帽である。


表の生地を傷つけることなく、
なんとかクリップを切りとることができた。
そして念願の
(装着!)


‥がわええ。
予想外に、がわええ。


大興奮の主人は、サンタ帽をかぶった二体のぬいぐるみにiPhoneをむけ、カシャッ!カシャッ!と、さまざまな角度から写真を撮った。


こうなるとサンタ帽だけではおさまらなくなるのが、
世の常ならぬ、
ぬいぐるみ愛好者たちの常である。
明日、もう少し大きな店舗のセリアに行き、さらに装飾できないか、あさってみようと思ふ。
セリア様、ありがとうございます。

 

 


※次回は12/13に上げます