服飾雑貨のオンラインストアに、必ずと言っていいほどある"お気に入り"
というハートマークをつける機能。
あれを吾輩も大活用しているわけだが、
例えば、
お気に入り登録しているにも関わらず、
店舗で購入する機会があったとする。
その場合、
自分で購入したのに、
オンラインストアからは
『お気に入りに登録した商品が残りわずかとなりました』
と、通知がくる。
吾輩は
(う〜む‥これを買ったのは自分なのだがのぅ‥)
と、大変複雑な気持ちになるわけだが、
もちろん吾輩以外の人が買った場合にも、
同じ通知がくるので
"SALEになるなら、そうなるまで待ちたいが、SALEになる前に売り切れそうなら、定価でも買いたい"
と思っている方々にとっては非常に便利な機能となる。
我々は常に定価と割引価格の間で生活しているのであろう。
晩ごはんの惣菜や弁当にしろ。
搭乗75日前だとおおきく割り引かれる航空券にしろ。
やれやれではあるが、そういうのも見方を変えれば"くらしの知恵"のような気もする。
知っているのと知らないのとでは、結構な違いがあるのでは‥?
そして"お気に入り"に登録していれば、
もちろん割引になった時にも通知がくる。
大抵のオンラインストアは不定期でクーポンを発券しているものだし、
短期間のみの割引を実施しているブランドもある。
めちゃめちゃ欲しいものがあれば、
そのタイミングで購入するに越したことはないが、
36歳ともなると、
そこまで欲しいものに出会えないのである。
ずっと競う相手は自分だとばかりに思っていたが、
それはやや間違いだったのかもしれない‥
と、ここのところ良く思う。
何度も共に海外旅行に行っていた友は今や二児の母で、
めったに会えなくなってしまった。
会っても、昔のように尖った洒落感はなく、とにかく子供達に汚されても良い色、動きやすい装いということになるようだ。
もちろん、彼女がダサくなった訳でも
洒落っ気がなくなった訳ではない。
きちんとした身なりに、
10代20代では買えないようなブランドもののなにかを持っている。
吾輩はそのような感度の高い同級生とつるんでいたせいか、
やはりそうした"少し人とは違ったものが好き"だったし、
それは元々の自分の趣味思考とばかりに考えていた。
しかし、友との時間が減った今‥
ひとりファッションの世界に陶酔しているのもつまらなくなったのか、
服飾雑貨のオンラインストアを見ていても、
そうときめくことがないのである。
最近吾輩は、
良質な枕だのハイブランドのバッグやらリングなんかが欲しい。
我が妹はふるさと納税で羽布団を注文したらしく、
(いよいよは物欲の方向にも曲がり角か‥)
と思う今日この頃なのである。
※次回は12/20に上げます