日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

メープルシロップの話

滅多にパンを食べない我が家には、
ジャムだのスプレッドはもちろんのこと、
バターですらも冷蔵庫に入っていることのほうが少ない。
夫がたまに自身の得意料理とする豚のバター醤油炒めを作るため、
そのタイミングで少ないグラム数のものを買ってくるのだが、
まぁそれも気づけば冷蔵庫の片隅で瀕死の状態(※つまり賞味期限ギリギリかもしくは切れた状態)で発見される。


そしてこやつもまた、
瀕死ではないが、
先日、
保存食の棚で余命2ヶ月の状態で発見された。
気が向いてバナナのパウンドケーキで救済活動にあたったが、
それでもまだ半分もの量が残っている。
こやつの名は
メープルシロップ
と言い、
いつだったかパンケーキミックスを買った時に必要になり買った。
以降、
バター同様に縁がなく、忘れ去られていたようだ。
おそらく煮物などにも使えるが、
お世辞にも料理上手とは言えない吾輩のアタマには、
代用の二文字が浮かばないのと、
バター同様、
キッチンの片隅にはあっても、
吾輩の頭の片隅にメープルシロップはないようなのである。


それで、バナナのパウンドケーキを作ったわけだが、
(おにょ‥?メープルシロップってこんなに"メープルしない"もんだっけか?)
と、思いの外、あの独特の香りが前に出てこず、
食べながら鼻をひくつかせ、
その香りを探すくらいであった。


日本人にはなじみのない甘味料であることもあり、
吾輩はメープルシロップに過度な期待をしていたのだろうか‥?
本来、メープルシロップたるものは、我々が食べているメープル味のお菓子なんかとは違い、
わずかに香る程度の甘味料なのかもしれない。


吾輩はカラメルだのの、
少し苦味のある甘い香りが好きで、
メープルのあのけぶるような香りも結構好きなのである。


(確かこのメープルシロップ買ったの、カルディだったよな‥このメーカーのものはマイナーなのか‥?)
と、多数のヒット商品を世におくりだしている天下のカルディ様にたてつこうなんて、てんで思ってもいないが、
"メープルシロップたるもの"
がわからないため、
勝手にそのような考えを巡らせていた。


そこで吾輩は、
"メープルシロップ""有名"
と入れ、検索してみた。


おそらく日本に流通しているものの中では、
シタデールというメーカーのものが有名らしいが、
手頃な価格で味も悪くないという意味で、
我が家にあるカルディのデカセールというメーカーのものも人気なようであった。


改めてこのデカセールのメープルシロップを検索したところ、
(なぬ!?4種類もあるのかえ!?)
買った当時のことをまったく覚えていないのだが、
どうやらカルディでは常時4種類ものデカセール商品を扱っているらしい。
我が家のものはその中でも一番オーソドックスな
"グレードAアンバー"という種類で、
希少なものになると、値段が数百円上乗せされる模様。
名前に"ダーク"と入っている種類は少し苦味もあるとのことだったので、もしかすると吾輩はこちらの味のほうが好みなのかもしれない。


が。


メープルシロップと吾輩の縁は、素麺の麺くらいなものであろう。
細く、短く、ぐんにゃりした縁は、
縁ではなく、
ただの麺である。
あまり良い例えになっていなかったのもあり、
これ以上メープルシロップについて追及するのはやめようと思った。

 

 


※次回は11/29に上げます