カルディで定期的にやっている、
"箱の中身は何だろな"的なワインくじをご存知だろうか‥
我が夫はそれを必ずといっていいほど買うのである。
そして必ずといっていいほど‥
いいや、
"必ず"一番安い、もしくは一番本数のあるハズレを引く。
こんなくじ運のない人を見たことがないので、
最近では私の方が買え買えと騒ぎ立てる。
お値段は毎回¥2000ほどだが、
先日買ったワインくじは¥1320と、
かなりお得な回であった。
カルディが8月末まで決算セールをやっている関係で、
名称も"決算チャンスボックス"というものとなり、
アタリ幅もかなり広いものとなっていた。
各店舗60本限定となるその内訳は‥
60本中1本の確率で¥7500相当のシャンパーニュ、
60本中5本の確率で¥4500相当の赤ワイン、
あとは¥3000台のものがいくつかと、
最低金額でも60本中13本の¥1800相当の白ワインというラインナップ。
一番お安いワインでも¥1320以上となるため、
今回はかなりお得なワインくじのようだ。
狭い店内の一角に設けられたそのブースで、
夫は真剣な面持ちで中身の見えない箱を比べていた。
吾輩は
(重いから高いワインが入っているとは限らないのでは?)
と思うのだが、
彼の中には"重い=シャンパーニュ"という方程式があるようで、
ひたすらに箱の重さを比較している‥
ようやく本命が決まり、お会計。
何事にも期待しないタチの吾輩は、
今回も一番お安い白ワインが出てくることを想定していたが、
おそらく夫は、
今回こそシャンパーニュが出てくるとばかりに想像していたのであろう。
自宅に戻るなり箱を開け、
一番お安い¥1800相当の白ワインが入っているばかりに思っていたが、
今回は60本中14本入っている、
一番本数の多い¥2200相当の白ワインが入っていた。
それでもだ。
それでもちゃんと運がない。
年末に訪れた京都の伏見稲荷のおみくじで、
吾輩は最高とされる大大吉を引き当てたのだが、
夫は向大吉という、
末吉と吉の間のものを引き当ていた。
大吉とついているのに、
末吉と吉の間とは‥
へっぽこ過ぎやしないか?
我が夫を見ていると、
"運"
というものが、
いかに捏造された概念であるのかを思い知らされる。
いやはや。
いやはや。
明日はサマージャンボ当選発表日。
※次回は8/23にあげます