日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

HARBS巡拝その⑦の話 後編

ようやくウェイターのかたに来ていただけたので、
ランチのメインとなるパスタの種類を伝えた。


パスタは4種類から選ぶことができ、
ワンシーズンに一回くらいの頻度であろうか?
クリーム系のパスタの種類だけが変わる。
12月頃から"生ハムとパルミジャーノ"になったのだが、
その前はたしか結構な量の串切りのレモンと、
チーズグレーターで削ったチーズ‥あれもおそらくパルミジャーノだったと思うのだが、
小さな雪山を思わすくらいの量のチーズが乗っかった、
インパクトのあるクリーム系のパスタであった。
レモンの量も相当で、
それを絞って食べると、
チーズやクリームの味が締まるのであろう。
夏時期にHARBSに行った際は、
ほとんどのお客さんがそのパスタを頼んでいた。


あいにく吾輩はクリーム系のパスタが得意ではないため、
そのパスタを頼む機会はなかったのだが。
今回の"生ハムとパルミジャーノ"は、
パルミジャーノの削り方が粗削りで、
非常に吾輩好みなのである。
ブロック状のパルミジャーノをかじった時にも感じるが、
あの独特の食感‥
ゴリゴリともザリザリともサクサクとも違う、
少しクランキーチョコレートの食感にも近い(※これは確実にサクサク)絶妙な歯触りがめちゃくちゃ好きなのだ。
チーズグレーターで削ったチーズはみなフワフワになるため、

あの独特の食感&歯触りは感じられない。
加えて吾輩は、
生ハムもわりと好きなため、
今期のクリーム系のパスタは、
機会があったら食べようと思っていたのである。
このたびはなかなかの空腹であったため、
(何でもいいから食べたい!)
という気持ちが強く、
吾輩はさっさとそのパスタを選んだ。
夫は吾輩がいつも頼む"ペスカトーレ"を選択。


パスタの種類をウェイターのかたに伝え、
セットのドリンクも伝えたので、
いよいよお待ちかね‥
(本日のハーフカットケーキは、何から選べますのん!?)
緊張してその発表を待つこと0.2秒‥
(※個人的な感覚に過ぎません)


『本日のケーキは"マロンチョコレートタルト"と"チョコレートケーキ"と"ティラミス"の中からお選びいただけます』



‥‥


‥‥‥


(ティラミスきたーーー!!!!!)


吾輩が予想した"マロンチョコレートタルト"と"チョコレートケーキ"が的中したことよりも、
大好物の"ティラミス"がラインナップされてあることにフィーヴァーしてしまった。
吾輩は心の中で大量の紙吹雪を散らし、
盛大にファンファーレを鳴り響かせながら、


「‥ "マロンチョコレートタルト"と"ティラミス"をお願いします」


と、今年38歳になる女性らしく静かに注文した。


料理が運ばれてくるまでのあいだ、
近くにいらっしゃるお客さんの注文に耳をそばだてていた。
どうやらこのたびのHARBS吉祥寺店では、
二人以上の客には


⚫︎マロンチョコレートタル
⚫︎チョコレートケーキ
⚫︎ティラミス


を案内し、
ひとり客には


⚫︎マロンチョコレートタル
⚫︎チョコレートケーキ
⚫︎アイリッシュクリームチーズケーキ


を案内しているようであった。
(なるほど‥これならかたよらずに在庫が消化できそうじゃ‥)
やはりさすがでありますよ‥HARBS様。


ということは。
実質、吾輩の予想は"ピタリ賞"であったのである。
夫と来店したがゆえ、
"アイリッシュクリームチーズケーキ"ではなく"ティラミス"を案内されたが、
ひとりで来店していたら、
おそらく大当たりであったのであろう。
まあ、そのタイミングで、
テイクアウトのお客さんに
「"アイリッシュクリームチーズケーキ"だけを大量に購入する人」
がいたら、
"アイリッシュクリームチーズケーキ"の在庫がなくなり、

別のケーキを案内することになるであろう。
いずれにせよ、
今回もまた
「おしいけどハズレ」
という結果であった。
精進しなければならない(※どうやってするのだ)し、
大好物の"ティラミス"が選べたのだから、
それを幸福に思えし。(※ど( ˙-˙ )や)


しばらくすると前菜のサラダが提供され、
腹ペコの我々夫婦は、
(やっぱりここのサラダのスライスアーモンドは、良いアクセントになってるわよねぇ〜!美味!)
などと言いながら、
それをさっさと平らげた。
そこから10分もしないうちにメインとなるパスタが運ばれた。

 

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うむ‥
粗挽きコショウの香りが
(良きにけり!)
である。
パルミジャーノの少し癖のある香りもなかなかに良い。
食べてみると、
おそらくクリームのソースにレモンの風味?エキス?さわやかで嫌味のない香りと酸味を感じた。
むしろクリーム系パスタを最後まで食べるためには必要不可欠なアクセントなのではなかろうか。
クリーム系が得意でない吾輩にとっては、
このレモン風味がかなりの救世主となった。
これがあったおかげで、
また食べたいとすら思えた。


生ハムと麺をからめて食べると、
これまた生ハムのワイルドさが引き立ち、
クリーム系のパスタとは別の味になるのも楽しい。
たっぷりのパルミジャーノ胃もたれしない量に調整してある。
とはいえチーズ好きの満足度も満たすのではなかろうか。
HARBS様‥
いつも感動と驚きとトキメキをありがとうございます。


メインのパスタを食べ終わったあと、
ちょうど良いタイミングでドリンクが提供された。
そこから数分後に吾輩が楽しみにしていたハーフカットのケーキ達が登場した。

 

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美し過ぎるフォルムである。
吾輩はチョコレート味よりも苦味のあるココア味のもの‥
例えばオレオのビスケット部分とか、
明治が出している板チョコタイプのカカオ72%のチョコレート効果とか、
そういったココア味?てかカカオ味?よくわからんが、
"ほろ苦ココア味"が好きなため、
ケーキの上にかかっているココアパウダーなんかが大好物なのである。
さっそく食べてみると、
"マロンチョコレートタルト"のほうは、
モンブランのように糸状にしぼりだしたチョコレート味のペースト?クリーム?が甘く、
その甘さを上のココアパウダーが引き締めているような気がした。
ただ、
真ん中がウィップクリームなため、
吾輩のように甘いものですぐに胸やけをしてしまうタイプの人間は、
どうしてもたくさんは食べられないであろう。


しかしとてつもなく幸福な気持ちになる。


想像以上に甘くなくて、
でもリッチさもあって。
つい
(なくならんといてー!)
と、心の中でエセ関西弁を叫んでしまう。
HARBSのタルト生地はカリカリの食感に加え、
ほどよい重みも感じられる。
そのしつこくないバターの香りも、
ケーキ全体のバランスを考えてのことなのだと思う。
(いやはや今回の期間限定のラインも、たいへんおいしゅうございます‥(合掌))


そして"ティラミス"のほうはというと。
実は10月に単品でお持ち帰りし、
一度食べている商品ではある。
しかし何度も言っている通り、
吾輩は"無類のティラミス狂"。
また食べられるという幸せを噛みしめながら、
フォークですくっては食べ、
すくっては食べた。
残念ながら途中から胸やけがしてきたため、
最後の三口だけ夫に食べてもらった。
HARBSの"ティラミス"は、
マスカルポーネ部分がムースのようになっている。
"ティラミス"特有のクリーミーな口当たり&舌溶けはないのだが、
さっぱりとしていて吾輩は大変好みである。


そんなこんなで、
今回はケーキをギブアップする形となってしまったが、
HARBS吉祥寺店を思う存分に堪能できた。
関東店舗制覇まで残り2店舗。
そしていつか名古屋の栄本店に行きたいという夢を、
(夢のままにしたくない!)
と思うほど、
吾輩のHARBS愛は冷めるどころか、
覚め続けている。
何度行っても発見やら感動があって、
お金を使う価値がある。
今日もHARBSの方々に感謝。

 

 


※次回は3/3に上げます