日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

食べたいおせち料理と食べたくないおせち料理の話

おせち料理のほとんどが、佃煮のような甘い味付けであるため、塩からい食べ物が好きな飲兵衛の(※と言ってもそこまで飲めない)我々夫婦は、
かまぼこと紅白なますさえあれば十分とも思っている。
しかし、
「来年は自家製カレー作りに励むか!」
と話したところ、
「そしたら専用の器とスプーンも用意しなきゃだね!」
と返答するほど、
夫は形式ばったものが好きで、
妻の吾輩はやはり、
今年も少量ずつ詰められた出来合いのおせち料理を用意するべきかと考えている。


まあ、ハレの日に欠かせないことの第一は形のような気もする。
形よければすべてよしなのが、こうした祝いの日の実体なのかもしれない。
(今年も変わらずに準備し、この祝いの日をむかえることができました)
そんなことを心の中で唱えられるようになったのも、アラフォーとなった今ならではのような‥
やはり歳をとることは悪くない。


それでだ。
実は先日、九州の方面に旅行に出かけていて、
念願の有田焼を買ったのである。
有田市には有田焼のギャラリー兼販売店のような"アリタセラ"という陶器専門店があり、
そこのとあるお店で、
ヒトメボレという名の衝動買いをした。
煮物椀くらいのおおきさでかぼちゃの煮物を盛り付けるのに最適だと思った。


ハレの日を目前に、せっかくなのでかまぼこか紅白なますを盛り付けようと思い、
今年はなますを手作りしようかと思っている。
かまぼこを切るのは夫にまかせ、
吾輩はこの気に入りの煮物椀に盛り付けるなますをこしらえる予定だ。
さっそく、なますのレシピを見てみる‥
(ふむ‥)
吾輩にも作れそうな内容である。
普段からきゅうりの漬物だけは頻繁に作っているもんだから、
失敗する可能性も低そうだ。
(だったらもう少し難しいおせち料理に挑戦するべきなのかしらん?)


栗きんとん?
田づくり?
黒豆?
きんぴらごぼう


うーむ‥
どれも食いたくない寄りのメニューゆえ、
(ツクリタクナイ!)


母が"せっせとおせち料理をこさえるようなヤマトナデシコではなかった"と言うと言い訳がましいが。
吾輩もまた、
そのようなしとやかさとは疎遠であることは間違いない。
世間のヤマトナデシコ諸君はいったい、どのようなモチベーションでおせち料理をこさえているのだろう。


食べたくないけど、
形として用意するべきおせち料理は買うとして。
吾輩は自分の食べたい紅白なますだけを作り、
気に入りの煮物椀に盛り付けることにする。


不謹慎だが‥
おせち料理がすたれることはないのだろうか‥

 

 


※次回は12/27に上げます