日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

和菓子の話

和菓子をあまり食べないせいか‥いや、
そのせいにするが、
実はつい先日、
トラップにかかってしまった。


空腹でスーパーに立ち寄り、
食べるものを調達しようとしたところ、
ふと和菓子コーナーにある一口大の黒ごま団子が目にはいった。


いつもなら通り過ぎる吾輩だが、
その時はあまりの空腹ゆえ、
目に入ったものをかたっぱしからカゴに入れていた。


あんこをはじめ、
餅やまんじゅうのたぐいにはどうも疎く、
特にあんまんなどの
"熱したことにより、中身のあんこが火傷するほど熱くなる食べ物"
に対しては、
いかんせんチロルチョコ
(※センスの良い人はマッチ箱と表現するであろう)
よりも小さい心ゆえ、
半ば怒りすら感じる。
どんな食べ物に対してもだが、
吾輩はつねに頬張る気満々なのである。
何かを口一杯にすることにこそ至福を感じ、
そのため、
食べ物は常に常温で食べる癖がある。
あんこは熱すると信じられないほど熱くなる。
あの現象には遺憾の意を表する。


温かいものをはじめとした多くの和菓子に興味のない吾輩だが、
ごまのジェラートだのの"ごまスイーツ"には、
大変心奪われる傾向にある。
ごまはしばしば、和のお菓子に使用される。


例の和菓子コーナーに置かれていた、一口大の黒ごま団子には、
すった黒ごまがたっぷりとまぶしてあった。


(U!MA!SO!GE!)


チロルチョコ大の心の中に居る小さな自分が、扇子をふりながら"買いんしゃい♪買いんしゃい♪"と踊っていたのを感じ、
吾輩は静かにその4つ入りの団子をカゴにいれた。


帰宅後、わくわくしながらプラスチックのパックをあけ、
一口大のそやつをつまんだ。
パックには"ひとくち黒ごま大福"と買いてあるものの、
和菓子素人ゆえ、
一口ではうまく飲み込めるかがわからない。
丸い団子を半分噛み切り、


(お餅もちも〜ち♪)


と思いながら、
好物の黒ごまを堪能しようと思ったところ‥


(む?)


おそらく和菓子玄人のかたはお気付きであろう。


すった黒ごまをまぶした団子の中に入っていたのは、
なんと小豆の粒あんだったのである。


吾輩は黒ごま団子なのだから、当然中身は黒ごまのあんこが入っているとばかりに思っていた‥


とはいえ、商品名は"ひとくち黒ごま大福"なのだから、大福である以上、小豆のあんこが詰められるのは当然なのである。


ただの不注意以上のなにものでもないが、
こうしたことを多くの人は"騙された"と言うのかもしれない。


知らない世界があってもいいとは思うし、
全ての世界を知ることなど無謀だと思う。


こうしたことにならないよう、
今から和菓子の世界を知るつもりもないので、
吾輩は無知な自分を恥じるフリをしながら、
こうして
グチグチ
ネチネチ
モチモチ
くだをまくのである。


やぁ、やぁ、諸君。
今日も吾輩は健康じゃよ。

 

 


※次回は1/3に上げます