日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

シームレス魔法瓶の話

アラフォーともなると、
冬に冷たいお茶を飲もうものならば、
体の奥底から冷えて、
誰に脅されてるわけでもないのに、
気づけば、
奥歯がガタガタとふるえているという、
なんとも情けないざまとなる。


あたたかい部屋であろうと。
あたたかい格好をしていようと。


胃やみぞおちのあたりから、
音もなく冷えていく。


よく、
とめどなく降りしきる雪を
"しんしんしん"
なんていう擬音で表現するが、
少しずつ体の内側から冷えていく様は、
まさにその音のようだ。
はっぴいえんど
"しんしんしん"

の歌詞をお書きになったのは、
かの有名な作詞家の松本隆さんで、
(もしやこれは‥アラフォーの体の衰えをうたった歌なのでは!?)
と思い、
リリース日から松本さんの生まれ年を引いてみたのだが、
松本さんがこれをお書きになったのは21歳。
自分が40歳になることなど、
これっぽっちも想像しなかった年頃である。
むしろ、ただ降りしきる雪にロマンなぞを感じ、
あれこれ思いふけるにはうってつけの年齢である。


そんなこんなで、
年がら年中、
会社にお茶を詰めたウォーターボトル(※常温)を持参していた吾輩であったが、
(冬はあったかい茶がいいのぅ‥)
と思いはじめたため、
Amazonや電化製品店で軽めの魔法瓶(水筒)を探しはじめたのである。


Amazonで下調べをして
すぐに象印の有能そうな魔法瓶をみつけた。
なんとフタ部分がシームレスで、
接続部分の解体の必要がないらしい。
マット加工された外装も、モダンでシンプル。
実に吾輩好みの魔法瓶であったため、すぐさま取り扱い店に趣き、重さやサイズ感を確認してみる。
容量の具合をサイズ別に比較したり、他メーカーのものと比べてみても
(断然、象印のが良き!!!!!)


前にも話したが、
吾輩は出先でなるべく飲料を買わないようにしている。
それは吾輩がエコとケチのあいだを、
堂々と闊歩する、ケチ寄りのエコ人間だからなのである。
(このサイズなら、夫と二人で出かけた時にもシェアできるかもだな)
自分の出勤時に持参することが目的ではあるが、
吾輩夫婦は、休日に半日近く買い物をしていることがある。
特に利用する、
渋谷や新宿、横浜という街は、
喉が渇いて座りたくても、
なかなかに座れない。
いや、探せばもちろんあるのだが‥
あそこのコーヒーが飲みたいだの、
あそこのケーキが食べたいだのと、
入りたい店に限って、
10分以上の待ち時間がある。
短気は損気とはいうが、
短気はあきらめが早いのではないかとも思う。


そんなこんなで買い物時にやすやすと休憩できないということもあり、
我々夫婦にはウォーターボトルが必須アイテムとなる。
こちらの魔法瓶も冬の買い物の際にはおおいに活躍してくれよう。


店頭で納得がいったため、すぐさまAmazonでポチり。
届いた翌日から使っているわけだが、
いやはや‥
魔法瓶と名乗っているだけのことはある。
(うぎょえ!マジで魔法感じる!!!)
要は冷めないのである。
本当は誤解をうまないよう、
"冷めにくい"
と表現しなければならないのだろうが‥
ビビるくらい冷めないのだ。


まぁ、フタをはずしていると冷めてはくるが。
それでも冷めにくいほうだと思う。
そして飲むたびにフタをしていると、
いつまでも下唇をやけどする。
ここ一週間、吾輩の下唇の水ぶくれは消えないままとなっている‥
アラフォーなのに‥
情けない。
とは言いながらも、
魔法を感じたくて、
またやけどしてしまう。


それでも魔法を感じている今はとても幸福なのである。
いつか慣れてしまうことを恐れないためにも、
いつまでもやけどしておこうと思う。
ワイルドだろう?

 

 


※次回は2/14に上げます