日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

パンケーキミックスの話

パンケーキとホットケーキの違いを説明できるほど、


それらが好きという訳ではないが、


どちらも嫌いじゃないし、


そして無関心でもない。


だからノリで、


"北海道のよつ葉乳業バターミルクパンケーキミックス"


なるものを買ったのだが‥

 

"パンケーキとホットケーキの違いを説明できるほどそれらが好きではないから"


なのか?


気がついたら、


賞味期限が来月頭であった。


(粉ものの賞味期限ってそんな短かかったっけ‥?)


おそらく買って満足したクチであろう。


吾輩の人生にはよくあることである。


浪費家街道まっしぐら、


(ばんざーい!)


そんなこんなで、


あわてて卵と、


豆乳嫌いの夫のために牛乳を買いこみ、


休日だった夫に作ってもらった。


毎日"豆乳生活"の吾輩は、


シチューやグラタンでさえも豆乳がいいのだが、


我が夫は頑なに豆乳を拒む。


アラフォーともなると牛乳仕立てのなにもかもが重く、


"ホワイトソース""カルボナーラ""ミルクスープ"


はマジで量が食べられない。


そもそも大量に食べるタイプの料理ではないのだが、


少量だとしても、


舌が疲れる。


胃がもたれるのではない。


味に飽きるのだ。


それに比べて豆乳はというと、


味噌なんかの調味料との相性がいいし、


サラッとしているわりに、


コクを感じる。


第一、とろっとした液体にもかかわらず、


こってりしないのが良い。


アラフォーの体にゃあ、


動物性のものよりも植物性のもののほうが馴染みやすいのであろう。


買ってきた牛乳と卵を例のパンケーキミックスに加え、


カチャカチャと音をたてながら泡立て器をふりまわしている夫に


(パンケーキですら豆乳がよかったが‥まぁ、いいか!よつ葉は乳製品のメーカーだしね!)


と思いながら、


吾輩はどこぞの王のようにパンケーキが焼けるのを待った。


そんな時にふと思ったのだ‥


我々は付き合いはじめて4年の頃に入籍し、


今年の5月で結婚3周年をむかえた。


7年以上もの歳月を共にしている我々だが、


店でパンケーキを食べたことはあっても、


自宅でパンケーキを焼いたことが‥


(あれ‥?ないのでは??)


我が夫はスポンジケーキや、


スーパーのパン棚にあるような安いカステラのたぐいが苦手なのである。


吾輩はというと、


なにがはいっているのかよくわからないホットケーキミックスは食べ物の選択肢としてなく、


今回"北海道のよつ葉乳業バターミルクパンケーキミックス"を買ったのも、


構成された材料が比較的安全性の高いものであることを確認できたためであった。


我が家で放置されていたパンケーキミックスは、


我々夫婦の"初"となったようだ。


ブラボー、祝、初パンケーキ。


夫が丹精込めて焼いたパンケーキは、


ふっくらときれいに焼き目がつき、


吾輩は山賊か盗賊かのような猛スピードで平らげてしまった。


メープルシロップをたらす暇もなかったのだから、


そうとうにうまかったのであろう。


夫はというと。


炭水化物が得意ではないため、


1枚のパンケーキでグッタリしてしまい、


その後、ベッドに逃げ込んでおった。


山賊か盗賊かのような猛スピードで平らげた吾輩も、

 

おいしいはおいしかったのだが、


家で作ってまで食べたいかというと、


そうでもないことに気がついた。


人生に不用なものなど、


なにひとつとしてないのだろうが。


我々夫婦にとってパンケーキミックスは、


限りなく不用に近いものであることを悟った。

 

 


※次回は7/26にあげます