日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

クラブハリエのe-challengeに行った話

先日、東京駅にあるクラブハリエの"e-challenge"という店舗に行ってきた。
バウムクーヘンでおなじみクラブハリエが手がける、
「お菓子をもっとシンプルに届けたい」

「捨てられてしまうものを減らしたい」
という梱包資材の削減やフードロス対策を目的とした、
エコロジーをコンセプトにした店舗のようである。
エコとケチの間をゆく吾輩にとっては非常に興味深いお店で、
ここでは、
これまで販売されることのなかったバウムクーヘンの"耳"が、
店舗限定品として売られている。


吾輩は"バウムクーヘン好き"という意味の"バウム狂"を、

自称として名乗らせてもらってはいるが。


正直なところ、
"治一郎"
やら
"ホレンディッシュカカオシュトゥーベ"
といった
"すごくおいしいバウムクーヘン専門店のバウムクーヘン"
が好きなのではなく、
バウムクーヘンを主に製造している洋菓子メーカー"香月堂"の、
"安くて大きくて何だかしっとりしているバウムクーヘン"
が好きな"だけ"の、
モノホンのバウムクーヘンマニアからすれば
"に わ か"
とされる"二流のバウムクーヘン好き"なのである。


なので、
"すごくおいしいバウムクーヘン専門店"の"クラブハリエ"のバウムクーヘンには、
「さして興味がない」
と言っちゃ語弊があるが。
過去に一度だけ食べたことがある‥それもおそらく10年以上も前のことで、
どんなバウムクーヘンだったかも覚えていない現状は、
やはり
「さして興味がない」

と言わざるをえないのである。


いつかクラブハリエの地元、
滋賀県近江八幡市にある
"ラ コリーナ"というフラッグシップショップには行ってみたいと思っている。
フラッグシップショップとはいえ、
みなとみらいにあるカップヌードルミュージアムのように、
企業の博物館もかねた店舗のようなのである。


そんなことをほざく吾輩がここぞの時の手土産として選ぶのが、
"治一郎"の一口大にカットされたものが4つ入っている、
個包装タイプのバウムクーヘンである。
やはりクラブハリエに関しては
「さして興味がない」

と言わざるをえない。


そんなこんなで"にわか"の吾輩ではあるが、
エコとケチの間をゆく者として、
(バウムクーヘンの"耳"くらいはかじっておかないと!)
と思い、
東京駅に用があったついでに立ち寄ってきたのである。


e-challengeは店舗の内装にも大変こだわっているようで、

"左官仕上げ"という職人が壁を塗る際、
コテを使って塗り上げる技法があるそうなのだが、
商品を並べるカウンター全部と壁一帯は、
その技法で仕上げられているようであった。
素朴であたたかみのある装いのようでいて、
どことなくモダンさも感じられるオシャレな店構えからは、
きちんとエコロジーエナジーが感じられた。
韻を踏んだのはたまたまである。


噂どおり、
陳列されている商品の半分がバウムクーヘンの"耳"。
立地的に贈答用を求めるお客さんも居るだろうから、
化粧箱に入った定番品も置いてある。
とはいえ"耳"シリーズの梱包だって、
そこまで粗末なデザインではない。

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英語で書かれた紹介文は、
めちゃんこかわいいし、
さりげなく"e-challenge"のロゴが入っている。
わかる人にしか限定感は伝わらないが、
エコロジーをコンセプトにしている以上、
過剰に限定感を出す必要もないのであろう。
身内や仲間内へのギフトなら、
このパッケージでも差し支えないと思うし、
むしろ色んな意味でオシャレで今っぽさもある。


二種類ある"耳"は、
切り分けて食べるサイズの"MIMI レギュラー"と、
食べ切りサイズの"MIMI スモール"となり、
後者は3つ入りで、
だいたい個包装"スモール"を2つ買ったくらいの値段であった。
同じ値段でひとつ余計に食べられると思うと、

かなりお得である。


ほとんどの商品の手前には"お手を触れないでください(Don't touch!)"と書かれたサンプル品があり、

どれくらいの量なのかがわかりやすく提示されていた。
吾輩も"MIMI スモール"のサンプル品を見ながら、
(これくらいだったら一人でも二日くらいで食べきれるだろなー!)
と思い、
そばにいらっしゃった店員のかたに
「 "MIMI スモール"を一袋‥」
と注文した。


店員のかたは微妙な表情でレジを案内してくださり、
(あら?わたくしめ‥なにか間違ったかしらん?)
と思っていたのだが‥
数秒後に
(‥あ。もしや"お手を触れないでください"ってのはサンプル品だけのことで、購入する商品自体は自分で取って良かったってこと!?)
と思った。


こうした土産物を扱うお店だと店員のかたに頼むことが多く、
サンプル品の手前にあった注意書きを目にしていたことも手伝って、
プレBBAの吾輩の頭には
"店員のかたに注文"
以外の発想がなかったのである。
いつ何時もいろんな可能性を考えながら生きていたいものの、
37年間もの"人間経験"が悪しき思い込みを生み出してしまったのであろう。
まあ、気をつけて生きるしかないので、
次の来店時には
『自分で取ってかまいませんか?』
と尋ねようと思う。


肝心のバウムクーヘンはというと。
かなりのふわふわ系であった。
俗に言う"カラダが喜ぶ味"だったので、
これを機にひいきにしていきたいなぁ〜‥と、
"にわか"なりに思った次第である。

 

 


※次回は7/3に上げます