日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

弁当用の箸と箸ケースの話

なにかにつけて物持ちがいいのか、


単なる貧乏性なのか、


判断が難しいが、


およそ10年前に買った弁当用の箸と箸ケースを未だに使っている。


テレワークが解除となってから、


弁当生活を再開しているわけだが。


そもそも弁当を詰めるようになった理由が、


夫と付き合ったばかりの"舞い上がり時期"に、


御多分に洩れず、


吾輩もウヒウヒウキャキャと二人分の弁当なぞ詰めて、


多摩川の川沿いだの、


日比谷公園に行っており、


その弁当を詰める際、


"カラーバラン"


なる小洒落たバランを100均で買ってしまったがゆえに、


これもまたおよそ7年ほどの時を経て、


当時35歳だった吾輩の"煩い"となり、


具体的にどの部分が"煩い"かと言うと、


約100枚入っている100均のバランは、


7年前に2、3回ほど開催された


"弁当を食べる会"(※ピクニックなどと明るい言葉は使えぬ。なぜならばそれは、ただ公園で手製の弁当を食べただけだからである。マジで以上も以下もない。)


以降、一度も消費されておらず、


100枚入りだとすれば、


少なくとも90枚以上はこの小袋に入っていることとなり、


なにかにつけて物持ちがいいために、


小袋のバランは新品同様で、


単なる貧乏性のために、


このバランを捨てられなかったというのが、


吾輩が弁当を詰めるようになった最大の理由なのである。


そしてそのバランは6月某日、


ついにラストイチマイをむかえ、


約7年におよぶ我が家でのくらしを終えた。


達成感を味わうやいなや、


今度は習慣化された弁当生活にピリオドを打つことができず、


(なんせ弁当を詰めていることで、昼食の買い物のために財布を開かなくて済む。クソほど節約になっている。)


これまた何年も前に100均で買ったと思われるおかずを入れるためのアルミカップを発見した吾輩は、


その消費(というか、気持ち的には抹消)にとりかかった。


今は電子レンジであたためられる紙製や、


シリコン素材が主流となるため、


アルミ素材となると、


だいぶ昔のものとなる。


弁当のおかずカップひとつとっても、


その時代の背景がわかる‥


のかどうかはわからんが、


ひとまず例のアルミカップも、


無事に我が家でのくらしを終えた。


そんな時に、


10年選手の弁当用の箸と箸ケースの、


箸だけが。


いよいよイカれてきたのだ。


箸先がポソポソと毛羽立ち、


神経質な私は


(箸のカケラも食べているのでは!?)


とすら感じてしまっていた。


箸も箸ケースも竹製であるため、


新調する箸も竹製が良いのだが‥


散々ネットで検索するも、


携帯用サイズの長さ19.5cm前後の竹製の箸は、


てんで見つからない。


"弁当用""箸"


もしくは


"携帯""箸"


と検索すると、


やはりもれなく箸ケースもついてきてしまう。


ないものがない時代にないものを見つけると、


ガッカリする反面、


滑稽さを感じて楽しくもなる。


とはいえ見つからないことに変わりはない。


(まぁ、100均巡礼でもしていれば、妥協することも視野に入れ始めるっしょ!)


吾輩は妙なところにこだわる人間ではあるが、


妥協のできない人間ではない。


ひとまず100均の中でも贔屓にしているダイソーに行き、


弁当用の箸セットの市場調査を開始した。


やはり100均の弁当用のカトラリーはプラスチック製が基本で、


サイズは丁度いいものの、


竹製や木製などの和テイストで天然素材のものはひとつもない。


(仕方ないかぁ‥)


とあきらめ、


探している色に一番近いプラスチック製の箸セットを手にしながら、


(念のため‥)


と思い、普通の箸コーナーに足を運んだ。


するとどうだ‥


若狭塗とかいう和テイストの箸シリーズのコーナーに、


なんと19cm前後の箸が売っているではないか!


神様仏様ダイソー様である。


AmazonでもRakutenでも売っていないものは、


天下のダイソー様で売っているらしい。


会社の同僚にその話をしながら


「私、ダイソーで欲しいものに巡り合えた時さ‥"マジで日本人で良かった!"って思うんだよね」


と言ったところ大笑いされが。


日本人である以上、


ダイソーより多大な恵みを与えられ、


救われるのは、


マジで間違いないのだ。

 

 


※次回は7/12にあげます