日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

土産物の話

吾輩は青森県の出身である。

先日、会社の共有スペースに、


"青森に行ってきました!"


と言わんばかりの、


たくさんのリンゴの土産物(みやげもの)が置いてあった。


青森の名産品はリンゴ、ゴボウ、ニンニク、ナガイモあたりだが、


老若男女あたりさわりのない土産物といったらやはりリンゴ。


てかリンゴ一択。


ニンニクの効いたチップスや、


東京のものとは一味違う、


煮干しラーメンのインスタントタイプのものなど、


リンゴ以外にもおいしい土産物があるのだが、


会社の"ばらまき用みやげ"には適さない。


よってリンゴ。


さりとてリンゴ。


しからずんばリンゴ。


なんとなく言ってみただけである。


4、5箱ほど並べられていたリンゴの土産物は、


1つはなじみのある菓子で、


あとはマジで知らない菓子であった。


駅前の観光物産館に置いてある


"ただ名産品のリンゴを形どったクッキー"


のような、


もはや青森で作らたのかもあやしい菓子である。


コンビニやスーパーの期間限定で開催されている冷蔵品じゃない食品もみな、


これら


"モブみやげ"


に近いものを感じる。


でもきっと‥


この"モブみやげ"を買ってしまうのが旅人なのである。


旅人はきちんと、


その土地の空港やら駅ビル、物産館にお金を落とす。


その土地の観光客向けのソフトクリームを食べて、


観光客向けの麺類の店にはいる。


地元民は目も舌もこえている為、


「より美味しいものを!」


と、ちょっと値段がはっても、


もらった人が


「うめぇ!うめぇ!」


と、言いそうなとびきりの土産物を選ぶ。


まぁ、食にうるさい私のような者だけだとは思うがな‥


そしてうるさい人間ほどプライドが高く高慢なのだ。


それでだ。


実は吾輩、今年の8月に山陰地方に旅に出る予定でいる。


今もなお、スケジュールを作成しつつ、調整にあたっているわけだが。


どんなに検索しても、出雲大社の目ぼしい土産物に出会えない。


"どじょう掬いまんじゅう"が有名なことは知っているが、


吾輩は東京や福岡の銘菓"ひよこ"のようなまんじゅうが苦手だ。


「みやげなんだから、お前が食うんじゃないぞ!」
と言われても、


てめえが好きじゃないものをおめえにあげる訳にはいかない。


それに出来ることならてめえである吾輩だって食いたい。


そんなこんなで検索の日々を過ごしている訳だが、


今のところ比較的目ぼしい土産物は


"焼きカニせんべい"


とかいういかにも"モブ"くさい土産物なのだ。


でも"モブみやげ"にしちゃあ本格的な気もするし、


食べたら意外とにうまかったパターンも濃厚‥


とか思うと。


"モブみやげ"も案外イケてるんじゃん?

 

とか思いながら。


出雲大社の前日におとずれる鳥取では、


かの有名な"すなば珈琲"のオリジナル菓子を、


会社への土産物にしようと企てている。


鳥取の方々からしたら、


それこそまさに正真正銘の"モブみやげ"であろう。

 

 


※次回は7/5にあげます