日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

【ESPRESSO D WORKS】@渋谷

人気司会者や人気シンガーがいっせいに、
「僕もタピオカ好きなんですよぉ〜」
と言えば。
いよいよタピオカは
(ジャスティス!)
正義だ。


例えジャスティン・ビーバー
「I hate tapioca!!!」
と言ったとしても、
在日外国人たちがタピオカ屋の出店を取りやめる理由にはならない 。


あの黒々と光るブラックパールに、
陶酔しきった我が国の老若男女よ。


君たちはそのー‥
パンケーキはもういいのかい?
パンケーキだって‥
正義だったんじゃないのかい?


過ぎ去りし
鬼盛りクリーム
パンケーキ
※字あまり


忘れられたんじゃない!
飽きられたんじゃない!
パンケーキとて
(ジャスティス!)
正義だ。

 


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とか言いつつも。
タピオカ然り、
私は心酔するほどのパンケーキ好きではないのです。(汗)


billsは2回。
Egg's Thingsには1回。
また、その1回でモーレツにお腹を下し、
銀座中のトイレを渡り歩くことに‥
billsは2回しか行ったことがないくせに、
いつも同性の知り合いに
“赤レンガ倉庫店限定のベリーのパンケーキが倒れるくらいにうまい!!!”
と教えるくらい“にわか”ファン。


パンケーキブームの火付け役となったのは海外の“日本初上陸”店だった訳ですが、
それが落ち着くと、
今度はふわっふわのボリューミーなパンケーキが流行りだしました。


たっぷりのメレンゲでつくる、
“プルフワシュワリン♪”
のパンケーキ。
口の中儚く消えてしまうあの食感を求め、
多くの方々が長蛇の列に並びました。
いつの時代も“儚い”ものがヒットし、
売れるんですね。


私もブーム真っ只中に、
“プルフワシュワリン♪”
系のパンケーキ屋さんに行く機会がありました。
会社の子に聞いた【gram】というお店。
その子いわく、
都内の店舗じゃ何時間待ちなんだとか。
私が行った店舗は、
最寄り駅から私鉄に乗ったところにある郊外型のショッピングセンター。
子連れが多い地域性か、
ガラス張りの狭い店内はがらんとしていて、
並ばずに入ることができました。


その時初めて
“プルフワシュワリン♪”
系のパンケーキを食べたのですが‥
まぁ‥
想定の範囲内といいますか‥
美味しくない訳でも、
「これがなぜ人気なのかわからない」っていう訳でも、
(てやんでえ!べらぼうめえ!二度と来るかこんな店!)
と思った訳でもなく‥
ただシンプルに
(次に来るのはあと一年後かのぅー‥)
※遠い目
と、老人のフリをしてそんなことを思いました。


食感は、昔、広尾にあった【ル・スフレ】のスフレや、
大阪名物【りくろーおじさんの店】の焼きたてチーズケーキに似ています。
その食感でいて味がほぼないに等しいのが【gram】のパンケーキ。
そこに滝ほどのシロップと、
クロテッドクリームのようなライトな口当たりのバターをぬったくるからこそ
(うまし!)
となるのでしょう。
“シロップやバター、ジャムなとがなければ基本味がしない”
それが初めての
“プルフワシュワリン♪”
系パンケーキの印象でした。


【gram】に行ったのが何年前だったのかが定かではないのですが、
先月、そのショッピングセンターに行った時には“閉店”の張り紙がしてありました。
(パンケーキ戦国時代が終わり、今度はタピオカの乱か‥)

 


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まぁ、お察しの通り。
今宵は渋谷でパンケーキを食らう訳ですよ。


延々とどーでもいいパンケーキ話にお付き合いいただきましたけれどね。
そーんなプロローグに何の意味もないんですわ。
は?
時間返せって?
おーほっほっほっ‥!
他人が返してあげられないものを返せだなんてナンセンスでございますわよ。
私のパンケーキブームはこれからなんざます。
※おそらくそのブームは非常に短い


っていうのもね。
横浜で食べたバターミルク入りのパンケーキがあまりに美味しくてね。
またパンケーキが食べたいなって。
思っただけなんですね。
むしろ。
今度はバターミルクなんじゃなかろうか。
ハッシュタグがつけられ、
もてはやされるのは。
まぁいい。
今はパンケーキが食べたい。
今はただ。
パンケーキが食べたいのだ。

 


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西村フルーツパーラーを目指すようにスクランブル交差点を渡ると、
その先にマツキヨが見えてきます。
道なりに進んでいくと今度はアディダスショップが見えてきて、
そこから10歩先くらいにあるのが【ESPRESSO D WORKS(エスプレッソ ディー ワークス)】です。

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地下に続く階段を降りると、
細長く奥まった店内が広がっていました。
そこまで天井が低くないので、
地下にしては開放感があります。
私は低い天井の空間が苦手なのですが、
そんな人間でも窮屈さは感じなかったです。


「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ!」
感じのいい店員さんの声が飛んできて、
私は2人かけのテーブル席に荷物を置きました。


19時前にしては割と人が入っていて、
ほぼ女性のグループで席が埋められていました。
ここはパンケーキが名物らしいのですが、
パスタやサイドメニュー、
お酒を飲んでいる方々もいらっしゃいました。


「お冷でございます。お決まりの頃にお呼びください」


あらかじめテーブルに広げられたメニューをひとつずつみていきます。

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(ふむ、季節のパンケーキね‥)

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(これも季節限定‥!)


誰がなんと言おうが定番好きのわたくし。
ようやくお目当の定番パンケーキのメニューにたどりつきました。

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(うー‥ここにきてダッチベイビーパンケーキも気になりまつるー‥)
以前から食べてみたかったダッチワイフではなく、
ダッチベイビー。
もちろん食べたことはなく、
スキレットで出てくるという風貌だけは存じておりました。
(ふちはパリパリなのかしら。クレープのかわみたくふにゅふにゅなのかしら。中心部分の底はカリカリなのかしら‥むはー!未知!)
しかしまぁ、
危ない橋は渡らないタイプなので、
予定通り
(うむ、今回はキャラメルナッツパンケーキにしませう!!)


ホールのお姉さんを向けて手を上げ、
いちおう‥
「すみません、このダッチベイビーってどんな感じなんですか?」
と質問。
「近いのはシュークリームのかわですね。それにもちもちとした食感が加わるような感覚です。」
これまた感じよく、丁寧に(※実際はもっと細かに説明してくれた。が、忘れた。汗)説明してくださりました。
(なるへそ!ほんならシュークリームの底の感じね‥ふむ!)
シュークリームは好きでも嫌いでもないので、
「それじゃぁ‥やっぱりキャラメルナッツパンケーキでお願いします。それからウーロン茶もひとつお願いします。」
と予定通りのものをオーダー。
私は甘いものにはコーヒーという人間なのですが、
夜にコーヒーを飲む気分にはなれず、
ウーロン茶を頼むことにしました。

 


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「お先にウーロン茶でございます(コトン‥)」

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(あっ!ちょっと前に流行ったメイソンジャー!)
もはや“なつかしい”とまで思ってしまうこの目まぐるしい時代変化。
こういった“近い過去との違い”を目の当たりにすると、
椎名林檎さまが“NIPPON”という曲で
『ほんのついさっき考えて居たことがもう古くて』
と歌っていた意味をしみじみと感じます。


(あ‥パンケーキが来る前にトイレに行っとこうかな)
席をたち、
キッチン付近にいらっしゃった店員さんに
「すみません、お手洗いはどちらですか?」
と尋ねたところ
「お客様のうしろにある本棚を押していただくとございます」
(ん?本棚‥?)
確かに私の背後には内装のオブジェとされた本棚がありました。
しかし本棚があるだけで、
そこにトイレはありません。
あたふたするBBAを見かねた店員さんが
「ちょっと失礼しますね‥」
と例の本棚に手をかけ、
そこをクッと押し込みました。
(ぬぁぁぁあ!開けゴマー!?!?)
忍者屋敷顔負けのからくりトイレ。
まさかこんな場所からトイレが出てくるとは思いもよりませんでした。
皆さま、
こちらにお越しの際は、
是非ともトイレもご利用ください!

 


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「おまたせいたしました、キャラメルナッツパンケーキです(ドドン!)」

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(うぎゃぁぁあ!待ってました、モンスター級クリーム!!!)
見よ、この4段腹!
泣く子もだまる、むちむちの最強ボディ!

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(モンスターズインクにこんなんいなかったっけ?)
圧巻の風貌に見とれながら
(いざ、実食!)


サクッとナイフで切り込みを入れ、
まずは生地だけをぱくり。

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(ふむふむ、やはり生地は薄味ねん!)
少々もちもちとした食感の生地でして、
(これが苦手な日本人は少数派でしょう‥!)
お次はクリームとキャラメルソースとナッツをからめて、
(むーーーん!しやわせー!!!)
一緒に運ばれてきた、
シダデールのメープルシロップもかけてみます。

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(メープルうんま!‥あれ?クリームとは違う色の液体?クリーム?なんじゃこら‥?)
クリームを食べ進めていくと、
真ん中からクリーム色の液体が流れだしてきました。

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(あなたは私の恋人アイスクリーム氏ではありませぬか!!!)
パンケーキの熱で少しずつとけてきたのでしょう。
まだ固体の部分をすくい、
(ヤミヤミヤミー!!!)
プリンとかもそうですが、
バニラビーンズが入っていると旨味が倍増しますよね。

 


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(うぷっ‥やばい。気持ち悪くなってきた。)
そもそもこれはひとりで食べるものではなく、
みんなでシェアして食べるものなのではないでしょうか。
よほどの甘党さんなら完食できるように思いますが、
普通の人は難しいようにも思います。
(中華料理のように残すことが大人のマナーである!)
と、いい加減な言い訳をつけ
(ごめんよ、クリームたち‥)
と別れのあいさつをかわしました。

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とはいえ。
(めっちゃうまかったー!めっちゃホリデイー!)
と、大満足の私。
会計の時の店員さんの対応も、
とても気持ちが良いものでした。
ちなみにこちらは現金のみの対応だそうですので、
お越しの際にはお気をつけをば。


来月もパンケーキレポの予定です。
そして再来月にはブーム終了の予定です。