日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

【山下本気うどん】@渋谷

麺類は好きなのですが、
なぜか“はなまるうどん”や“丸亀製麺”のような讃岐うどんが苦手、
(って言うか嫌い)
です。


理由はあのコシ。
たくさん噛まなきゃいけないあのコシが嫌なのです。
とはいえ、鍋焼きうどんや、コシのないふにゃふにゃのうどん。
焼きうどんに、乾麺の細いうどんなんかは割とよく食べています。
讃岐うどんだけが、
(できれば食べたくない‥)
のです。


以前会社にいた徳島出身の方いわく、
「うどんは飲み物っていうか、のどで食べるような感覚ですね」
らしく、本場の方々は“噛む”という概念がないのか、
卵かけご飯のようにつるつると流し入れるものとしているようです。


青森出身者の私がいつでもどこでもソフトクリームやアイスクリームを欲するのも、
そういう“ならわし”があるからなのかもしれません。
札幌の〆パフェが東京でも注目をあびている昨今。
ご存知の通り、北国の人たちはソフトクリームやアイスクリームが大好き。
もはやソフトクリームのない施設などないんじゃないかってくらい、
それらにあふれています。


実は私の大好物もアイスクリーム。 


高校生の頃。
よく晴れた空に粉雪がちらつく中。
唇にあいすまんじゅうをくっつけながら食べて帰った記憶があります。
(氷点下になると、アイスクリームが唇にくっつくんですわ!)


あとは帰省のたびにおとずれるジャスコ改めイオン。
フードコートにある“ボンボア”という定食屋さんで売っているミニソフト(¥100)は、
ミニとは言えないほどのボリュームです。
普通のサイズに比べると巻きの幅はありませんが、
(4巻はあるんでねぇがなぁー‥)
(※4巻はあるんじゃないかなぁー‥)
いつ閉まってもおかしくないようなお店ですが、
今のところ頑張って営業してくれています。
もはやこのお店があることを確認して、
安心したいがために行っていると言ってもいいでしょう。
長年通っていることもありまして、
ここは私にとって代わりがきかないお店です。


また、昔は車で遠出をすると、
道すがら“ソフトクリームだけを売る小屋”なんてものもありました。
私の幼少期はまさにバブル期でしたので、
今はほとんどがなくなっているのではないでしょうか。
このご時世にそれで儲けられるモンなんすかね‥
存続しているお店があるのであれば、
(ぜひとも行きたし!)


無論、絶品とかではないレベルのバニラを希望。
“ベルギー産生チョコレートソフトクリーム”
だとか。
“あまおうのいちごみるくソフト”
だのは。
道の駅かミニストップで食べるんで。


そういえば‥!


札幌にあるパフェの名店【ぴーぷる・ぴーぷ】に、
去年の9月。
念願叶っておじゃますることができました。
並んでから商品が来るまで‥

 

 

 

 


実に‥

 

 

 

 


“7時間”

 

 

 

 


!!?

 

 

 

 


嘘だとお思いでしょう‥
ですがコレ。
(ほんとうなんです‥‥‥)


それでも思い出すんですよ‥
あのこだわり抜いた味。
100%手作りだからできる風味。
市販では絶対に食べられないプレミア感。
そして何よりもの
“信念”
を‥
味として感じることができるんです。


おそらく。
私が行った日が夏の終わりで、
比較的並びやすい時季であったために、
7時間も並ぶことになったのだと思います。


まぁ。
でも。
並んでる最中に通りすがりの“どさん子”2人組が‥
「やば!なにココ!ちょー並んでんじゃん!」
「あー‥最低でも3時間並ばなきゃダメなパフェの店っしょー?」
と言っていたので、
夏だろうが雨だろうが“札幌雪まつり”だろうが、
営業日は必ず3時間は並ぶようですね。


すっかり本題が切り替わってしまいました、
すみません!(汗)
そうそう、うどんの話でしたよね。
聞こえが良く“苦手”と表現した讃岐うどん。(※本当は“嫌い”)
今宵はどうしてか“苦手”な(※“嫌い”な)讃岐うどんを食べるために、
夜の渋谷にくりだしました。
前の日に焼うどんを食べて、
(ああ、うどんうめー‥‥‥思いのほか、うどんうめー‥‥‥)
と、ぼんやり考えていた、ただそれだけの理由なんですがね。笑
まぁ、いろんなことが、ただそれだけの理由だったりしますよね。笑笑

 


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渋谷から恵比寿に向かうようにして明治通りを歩いていると、
右手に大きなどんぶりの絵が描かれた壁が見えてきます。
入口はガラス張りで、
ちょっと小洒落たカフェのような印象も受けます。
そこが今宵の食事処【山下本気うどん(やましたほんきうどん)】。
私は知らずに入ったのですが、
後日調べたところ、
あの3でアホになっていた芸人さんの、
元相方の方がやっているうどん屋さんでした。
芸人さんは飲食店を経営している方が多いんですね。


ひとまず入口の立て看板に書かれたメニューを見てみます。
(むむっ!?この白き物体は!?)
“期間限定”と書かれたソレは、ホイップクリームのようなもので埋めつくされたどんぶり‥
(いかにも“インスタ映え”!)
な商品写真でして、
(そういえば‥)
かなり前に友人がこれに似た写真をFacebookに載せていたことを思い出しました。
確かあれは、
(ハイブリッドスイーツならぬハイブリッドカレーうどん!)
そのカレーうどんを覆っていた“白き物体”はじゃがいもだったはずです。
口当たりは不明にせよ、
カレーうどんにマッシュポテトやポテサラなどという組み合わせも悪くはありません。
汁とからめることを考慮すると、
口当たりはもう少し軽めであると想定します。


(こやつもカレーうどんなのけ?)
と思っていたら、
“白い明太チーズクリームうどん”
と書いてありました。


(ほぇー!じゃあこのホイップクリームみたいなのはチーズのクリームってことなのかしらん!)
私は自分の“好奇心バロメーター”が上がるの感じながら、
(やー‥でも‥明太子なのよねぇ‥)
と、あまり得意じゃない明太子に悩んでいました。


ひとまず店に入ろうと、
小洒落たドアを引きました。


「いらっしゃいませー、お好きな席へどうぞー!」


12人は座れるくらいの大きな相席用テーブルに荷物を置き、
そそくさとコートを脱ぎました。


奥には4人用、2人用のテーブル席があり、
壁際にはおひとりさま用カウンターもあります。
この日のお客さんはほぼ女性。
店内もぬくもりが感じられる色合いになっていて、女性が入りやすいお店だと思いました。
(清潔だし、いいねぇ、この店!)


さっそくメニューを開いて品定め。
結構な種類があり、
ページを開いては戻り、
開いては戻り。
やはり“期間限定”の“白い明太チーズクリームうどん”が気になりますが、
(“釜玉バターうどん”もうまそげぇぇぇい!)
迷いに迷って、
「すみません!“釜玉バターうどんください!」

 


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10分もしない内に
「“釜玉バターうどん”です(コトン!)」

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強烈なバターの香りのお出ましかと思いきや、
ダシと卵の優しい香りがお出迎え。
小さなすり鉢には白ごまが入っていて、
(これは最後に味変する時に使いまひょ!)
と、ひとまず“ズルズルタイム”をスタートさせました。
一口目から、
(むほっ!!!これは新感覚!)
鼻をかすめるあらびき胡椒の香りが、
麺にからまった卵に
(合う合う合う!)
塩気もちょうど良くて、
なんだかホッとする味わい。
店の雰囲気にも合った“カフェ風うどん”といった感じですが、
真髄にはブレない“讃岐うどん”というコンセプトがあります。


(三口目はバターをからめてみましょうかね‥)
まだ溶けきれていないおよそ3、4ミリ程度のバター。
それを麺の奥底に押し入れてまぜまぜ‥
(ふぐふぐ‥そこまでのバター感は出ないって訳ね!)
あの濃厚な味わいを“舌”で“味”として感じるというよりも、
“鼻奥”で“香り”として感じられるレベル。
あらびき胡椒のスパイシーさと相まって、
香りに凹凸ができています。


3分の2を食べ終えたところで、
例の白ごまをすり、
どんぶりに投入。
先程までのこっくりとした味わいに、
(“あっさり”というか“さっぱり”というか‥うーむ、合うんだろうけど、なんだかよくわからない‥‥‥)
元々、“ごま下手”なのか、
ごまのタイミングがイマイチわからないわたくしめ。笑
おそらく美味しくなったんでしょうが、
今ひとつピンとはきていませんでした。笑
(“ごま下手”って‥‥‥何ぞ!)
まだまだ修行が足りないということですね。
はやく“ごま上手”になりたいものです。笑

 

【山下本気うどん】の讃岐うどんは、

そこまでコシは強くはないし、

味の種類も独自のアレンジがきいていて、

私にとっては大変食べやすかったです。

うどん嫌いな人も、

うどん好きな人も、

満足のいくうどんが食べられるのではないかと思います。

 


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お会計はマスクをした白ブリーチ髪のお姉さんにしてもらい、
(ヴィヴィアンウエストウッドとか“女々しくて”歌ってる人とか好きそー‥)
と勝手な妄想をしていると、
とてもとても穏やかで優しい声で、
「ありがとうございました‥!」
と言っていただけました。
(しかも目がしっかりと笑っているるるる!)
何歳になっても人の見た目から
中身は判断できません。
って言うか。
“人の中身は見た目では判断ができない” ってのが答えなんスかね!(たぶん)