日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

【土鍋炊きごはん なかよし 渋谷ストリーム店】@渋谷

去年秋のオープンから1年がたちましたが、みなさん行かれて‥
いませんよね?


それぐらい。
(注目されていないのでは?)
とも思われる
【渋谷ストリーム】


今回はこちらでひとり飯でございます。
あの騒がしい渋谷の一角に、
“オトナの憩いの場”
ができています。

 


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去年のオープン当初にうかがった際。
土曜の正午だったせいか、
店の外にまで列をなしているレストランは少なかったのを覚えています。
それでも小さな店内には人がぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、
どの店も隣のお客さんとの距離が近く、
(なんともまぁ、落ち着かない空間よのぅ‥)
と、自分は全く関係のない風にしか思いませんでした。


入っているテナントのチェーン店以外は、
学生の時に何度か足を運んだ、
表参道の“THE GREAT BURGER”しか知らず。
おそらくグルメな方々は‥
(おお!遂に日本上陸か!)
(好きなんだよね、ファラフェル入りのピタサンド)
(ランチで出汁とおにぎりで、ディナーで出汁と酒‥って最&高かよ)
(モダンな蕎麦屋‥待ってました!)
(クラフトビールと少しの豆で充分なんだよね)
とでも思っているのでしょうが‥
いや。
そんなことを思っているのは“オシャレ気取りのアンポンタン”だけなので、
実際は‥
(へぇ〜ぇ‥今っぽい店が入ってんだなぁ〜)
くらいにしか思っていないように思います。
モノホンの食道楽たちはさっさと道玄坂なり桜丘町方面に姿をくらますのでしょう。


流行のコッペパン専門店や、
インスタブースも構えたレモネード専門店。
自由自在にトッピングができる“MADE IN 自分”のピザ屋に対して‥
(惣菜パンは焼きそばパンかタマゴサンドしか食わん。)
(我が国日本でレモンが流行ることはあっても定着はせんぞ‥?)
(ピザは中目黒のダ・イーサか、どこぞのサルバトーレの方がよっぽどうまかろう。)
と思った私の心は
(完っっっ全に、腐っている!)
ので、
企業の皆々様がこういう偏屈ババア層をさっさとターゲットから除外することを切に願います。


好みを抜きにすれば。


バターを固形のまんま、
しかもパンにぬるのではなくはさむスタイルの進化系あんバターコッペなんかは、
ガゼン流行っているのですわ。


平成生まれの子たちは、
平気でビルボードチャートにランクインするようなアーティストの曲をカラオケで歌うので、
日本の若人(わこうど)の“外国かぶれ”‥
むしろ“かぶれ”ではなく“外国なじみ”は進化する一方であるからして、
レモンの香り高い酸味はブームを超えて定着するようにも思ふ。


デリバリーの多様化や拡大だとかスーパーの冷蔵ピザの普及にともない、
ナポリピッツァよりもアメリカ式のパンピザの方が家庭にはなじみ深かったりするのです。
それに好きな野菜やら、
オリーブ、マッシュルーム、アンチョビ、果てはケッパーといった、
響きがオシャレな装飾具材を、
(自分流にアレンジできるってのがミソなんスわな!)
言うなれば、
形を変えた“得サブ”(※知らない方はgoogle先生にききましょう)なので、
ピザという名称のサンドイッチとも捉えられます。
サンドイッチは朝食や昼食のイメージが強く、ピザは夕食のイメージが強い。
(なんとも合理的な飯‥!!!)


てんこもりの野菜はいつの時代も、
世代問わずに女性の心をわしづかみにするものなのです。
ですから世の男性諸君には、
てんこもりの野菜を食べる女性に対し、
(意識高い系かよ‥)
とは思っても、
「野菜似合うね!」
と言ってあげるようお願い申し上げまするるる。(※土下座)
あれは女性に限った“儀式”‥いや、“呪い”のようなもので、
(ワタシハイマ、ヤサイヲタベテイル。ヤサイヲタベテイルカラ、ケンコウ‥フトラナイ‥ウツクシイ‥カワイイ‥)
という脳へのアプローチ?インプット?なのだと思います。


ちなみに
「体のこと考えて食事してるんだね!」
「だから肌が綺麗なんだね!」
「ニューヨーカーみたいだね!」
とか薄っぺらい褒め言葉系は不機嫌を誘うこともありますので、
「野菜似合うね!」
が一番いい回答であると考えます。


なぜならば多くの女性が
“野菜が似合う”
=“草食動物”
=“か弱く可愛いうさぎちゃん”
=“石原さとみ”“安室ちゃん”“アン・ハサウェイ
といった思考回路を持っているように思うからです。
たどり着きたいのはいつだって
“儚さ”
なんスわ。


ラジオネーム“地中海の真蛸”という女性はおそらくヤベー奴です。(※私みたいなの)
賢くユーモラスな女性であっても“暑がりペンギン”どまりでしょう。
ちなみに私の本当のラジオネームは“えだまめさん”です。
“さん”までがラジオネームなので、
投稿が読まれた時には
「ラジオネーム“えだまめさん”さん‥」
と呼ばれます。
“さんさん”がぬるっとしていて気に入っています。
めっちゃどーでもいい話です。
話題。
戻します。

 


ではなぜに。
こんなにも憎まれ口をたたきながらも、
今宵の晩ごはんをここ【渋谷ストリーム】にしたかと言うと。


そもそも。
とある休日に恵比寿に用があった際。


天気が良かったことも手伝い、
運動不足解消のために、
恵比寿から渋谷の一駅分を歩くことにしたんです。


山手線沿いに歩いていると、
(むー‥‥‥トイレに行きたす‥‥‥)
と、若干の緊迫状態となったわたくし。
(もう少し歩けば渋谷ストリームがあるし、駅も目の前だしのぅ‥我慢するか‥)


少しすると渋谷ストリームが見えてきたので、
小走りでエスカレーターを上がり、
トイレマークのついた曲がり角をさらに小走り。
運良くガラガラだったので、
一番広い個室に入り用を足しました。
ああ、そうそう。
冬場は特に広い個室でないとダメなんです。
理由は長いコートの裾問題。
裾もとを気にしなくてはならないドアの開け閉めがギリギリであろう個室は
(ありえへん!!!)
私は西の人間ではありませんが、
強く否定させていただきたいのです。


そういった“裾問題”を見事にクリアした個室に加え、
必要最低限のパウダースペースもなかなかに気に入りました。
そして手洗い場からは‥
(おおう!割と熱めの湯で手が洗えるのだな!あっぱれ!)
【渋谷ストリーム】は半分外のような造りになっているので、
今時期はトイレも冷え冷え。
そんな時にここまで温かい水?お湯?で手を洗えるとなると、つい‥
(ブラボー!!!!!)
と叫んでしまいますぜ。


あまりにハッピーとハピネスとワンダフォーとベトナムフォーを兼ね備えた【渋谷ストリーム】の優秀トイレ。
これをまた利用したいと思ったのか。
はたまた用を足したあと、なにやらうまそうな定食屋が目に入ったのか。
いいや。
オープンして1年が過ぎ。
少しずつ客足が遠のいたことで、どの店も比較的入りやすくなったからか。
そこは定かではないものの、
【渋谷ストリーム】への興味がわいたことは確かです。


本日は【渋谷ストリーム】の2階にある
【土鍋炊きごはん なかよし 渋谷ストリーム店】
におじゃますることにし、
あたたかくやわらかい光がこぼれるお店の目の前で、
(白米好きの名にかけて‥!)
と余計なセリフ?宣言?‥呪いの言葉??
を唱え、木目調の引き戸を開けました。

 


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わりと多めの店員さんに、
無駄なくもうけられた客席。
やはり隣のお客さんとの席の間隔は狭く、
まぁ、
渋谷ならアリかなと思えるくらいだったので、
妙な居心地の悪さは感じません。


感じの良い店員さんにメニューを渡され、
まずは“定番メニュー”のページを凝視。
横には
“土鍋で炊いたご飯はおかわり自由です”
と書いていて、
(あざぁーっす!)
と、まだ注文もしていないのに、
すでにおかわりをしたような気でいました。


ひと通り見て、
悩んだフリもしてみたのですが、
(ふっ‥やはりアンタなのね。私の心を射止めるのは‥‥‥)
と思う他なかったので、
「すみませーん、若鶏のから揚げ定食くださぁーい!」
寝ても覚めても
私はもも肉のから揚げが食べたいのです。

 


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「お待たせしました、若鶏のから揚げ定食です!(コトリ‥)」

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チェーン店の定食屋とはあきらかに違うアットホーム感。
(ぬくい‥ぬくいぞ、から揚げ定食!!!)


まずは箸をお味噌にくぐらせて、
一口、汁をずずずずず。
(うむ、番人受けバンザイ)
良くもなく。
悪くもなく。
渦を巻くお麩が素朴な印象を引き立てます。


左上の小鉢は、
小松菜ときのこの出汁煮のような味付け。
あっさりとしていて、
全体のバランスを整えようとしてくれています。


そして‥
(待っていました、から揚げ氏!)
レモンをかけてご飯と一緒にぱくり。
よく味がしみていて、
(ご飯が止まりませんぞ、隊長ぉぉぉ!!!)
気がつくとごはんをおかわりし、
2ラウンド目に突入。
カリッと揚がった衣の間からは、
どこまでも甘い肉汁がしたたり落ちます。
それを受け止めるには、
(この土鍋で炊いたごはんが必要ってことなのねん!)
ご飯は粘り気があってふっくら。
さすがは土鍋炊きです。
おかずがなくても食べられる白米こそ、
本当においしいご飯なのです。


米つぶを一粒たりとも残さずに完食し、
なんとも満足なフードファイトでございました。

 


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(はやく常連になりたいぽー‥)
昔、何かの本で常連になるための秘訣というものを読みました。
確か。
通い始めの頃に良く行くことが大事で、
しかも毎回同じものを頼むのがいいんだとか。
しばらく私は若鶏のから揚げ定食づけになるのでしょうね、幸せ!