見なくてもいいところに目がいき、
気がつかなくてもいいことに気づく。
それが"プレオバサン"というヤツなのかもしれない。
以前、会社の若い子に
"おじ構文"
という言葉を教えてもらい、
それを読んだ時、
(似たようなことがおばさん世代にもありそうじゃ‥汗)
と思った。
先日、初めて行った美容室で、
美容師さんにカラーチャートを見せてもらった際、
(おにょ‥?この美容師さんは爪がカラー剤で染まっていないのね‥)
と、美容師さんには珍しいピンク色の爪に多少なりの驚きがあり、そのように思っていた。
そしてシャンプーの時、
それがあることにつながったのである‥
(‥?‥あら?もしかして手袋してシャンプーなさっておる??)
地肌に当たる美容師さんの指先の感触に、
いつもとは違うものを感じた吾輩は、
冬という乾燥する季節になるにつれて切り傷の増える、
我が手のことを思った。
非常に皮膚の薄い吾輩の手は、
食器洗剤などでも荒れやすく、
ひどい時にはゴム手袋をするくらいなのである。
めったにないが、
体のコンディションが悪いと、
こうしたヘアカラー剤でもしみることがある。
(はぁ〜‥この美容師さんも皮膚薄の一味なのかしらね。職業柄、大変そうね‥いやはや、いやはや‥)
と思いながら、
(手袋してシャンプーされるのも悪くないわにゃ〜‥(ウトウト))
と思っていたのだが。
マジで文句の言いやすいこのご時世‥
口コミで
『シャンプーの時、美容師さんが手袋のようなものをはめていたように思います。大変不快に感じました。そのような美容師さんに当たる場合は、事前に知らせるべきです。』
などという、
("皮膚薄の一味"を揶揄するものが投稿されたりはしないのだろうか‥?)
と、おせっかい大好きプレオバサンは、
急に不安になりだしたのである。
お会計後、特にこの美容師さんの名刺をもらうでもなく見送られ、
(名刺わたしたら担当者の名前がわかるからわたさないのかしら‥?)
と、そもそも"皮膚薄の一味"かもわからないのに、
勝手にこのような妄想を繰り広げる始末。
もやもやと意味のないことを考えながら、
一番注目すべきは
(はて‥"皮膚薄の一味"とは何ぞ?)
と、思い。
さして面白くもないパロディこそ、
"プレオバサン"
なりにけり‥と、思った次第でごさいます。
※次回は10/25にあげます