日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

正解のないことの話

いい歳なので、


ひとくち食べてみて

 

(食べたくないな‥)


と思ったものを


捨てたり


残したりする。


そしてやはり


いい歳だからか


それを咎(とが)める人はいないし


いたとしたら


『私は自分の身体にとって不要なものを決めながら生きてゆきたい』


と言うのかもしれない。


"食べたくない"が素直な気持ちだが、


それを摂取した自分になりたくないという理由もある。


ようするに。


単なるわがままBBAなのだ。


それで、だ。


先日から答えが出せないことがある。


2週間前。


私は夫と外苑前にある小さなフレンチのお店に行ったのだ。


完全予約制の、


軽いドレスコードもあるようなお店だから、


そらぁ、


何食ってもうめぇのなんのって。


薄い肉で巻いた秋刀魚と茄子の料理は、


脳内でビッグバンがおこったくらい。


そんな素晴らしいフレンチレストランのしめのデザートが、


泣く子も黙る


クレメダンジュ。


しかもいちごのシャーベット添え。


さっそく、


デザートスプーンでひとくちすくって食べてみる‥


(...むぅ??)


今度は甘酸っぱいシャーベットと一緒に‥


(......ぬぅ??)


甘い。


ものすごーく、甘い。


たぶんそれは、


私にとって甘いだけ。


だから私以外の日本人、


いや、全人類‥


おそらくちょうどいい甘さ。


また、個人的に、


レアチーズ系の白くフレッシュなチーズケーキは、


独特の酸味が魅力的だと思っているせいなのか、


酸っぱさよりも甘さが先にきたことに多少の驚きがあった。


これ以上はいただけないと思い、


ふたくちで終了させてもらったのだが。


こういった"料理に真剣に向き合っている方々がやっている料理店"で。


わがまま故に残すのは‥


これいかに。


マナー違反でなくとも。


マナーが悪いとされそうだし。


とはいっても、


自由に食べることもまた大事なことのようにも思うし、


私が店主なら、


お客さんには自由に食べてもらいたいと思う。


おそらく正解はないが。


このことを2週間以上も考えている。


グルメでマナーのある立派な人にお会いする機会があれば。


この件はぜひともお尋ねしたい。


いい歳でも。


わからないことが多くて。


それがなかなかに面白く、


わずらわしい。

 

 


※次回は12/14にあげます