日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

生きていると‥の話

生きていると、
いろんなことがある。


働いている女性の多くは、
妊娠によって産休をとる。


生理痛が重い日には、
遅刻ないし早退。


子供に急なことがあれば、
やはり仕事どころではない。


"なにがあるかわからない"
のは女性に限ったことではないが。


私は女性なので、
女性以外のことはよくわからない。


ネイルサロン、

脱毛サロン、
美容クリニック、
今のところ、
すべて女性の従業員さんに担当していただいている。


男性に担当していただいているのは、
美容室だけのような、
そうでないような‥


んで。


先日、
定期検診のために歯科に行った。


毎回診てくださる歯科助手のかたも、

自分より少し若そうな女性のかただ。


予約時間にいつものように、
名前を呼ばれたのだが‥


(ふむ?いつもの歯科助手のかたではないような‥?)


治療室に入り、
リクライニングシートに案内された時、
ようやく


(やっぱりいつもの方じゃないわん!)


と、気づいた。


この歯科に通い始めてから、
3年ほどになる。


3年間、
3ヶ月おきに私の汚い歯を診てくださっていた歯科助手の彼女‥


彼女になにがあったのだろうか‥


そもそも。


今のご時世、
担当が変わるという時に、
その説明はされるのだろうか?


心の病によって休職を余儀なくされた場合、
引き継いだ同僚が
『体調不良で休職中なんです』
と説明していたとする。


それで本人が回復し復職した際、
『体悪くされてたんですってねぇ‥どこを悪くされてたんですか?』
と、ねほりはほり聞いてくる客に、
『あらぁ!全然元気そうね!』
と、闘病に対する気遣いができない客がいたとしたら。


やっぱりなんだかやるせない。


『気にすることないよ!』
と言えばいいのに、
『気にし過ぎだよ!』
と言う同僚がいたとしたら。


やっぱりなんだかやるせない。


次は妊娠のケース。
引き継ぎをした同僚が、
『9月いっぴから産休にはいったんです』
と説明していたが、
その人が出産までたどりつけず、
お子を天国に見送ったとする。


もはや復職自体不可能な気がするのは私だけだろうか‥


あまり多くを語らずに、
『休職中なんです』
とだけ説明していた場合も、
復職後が危ぶまれる。


休職の理由が、
ガンの治療などの、
"あまり他人に言いたくないこと"
だった場合‥


やっぱりなんだかやるせない。

 

 


そんなことを。


リクライニングシートの上で、
ピンク色の紙エプロンを首にかけた、
35歳既婚女性の私は考えていた。


検診中にずっと見つめることになる天井は、

今日も白すぎるほど白い。


(天井は歯科の命だわさ。)


すると、
『お待たせしました、本日もよろしくお願いします〜』
という聞き慣れた声がした。


いつも診てくださる、
私より少し若そうな女性の歯科助手のかただ。


どうしたものか、
今日は名前を呼び、
治療室に案内するかたが別のかただった、
というだけのことのようである。


(電車遅延で若干、入りが遅れたとかか‥?)


生きていると、
本当にいろんなことがある。

 

 


※次回は9/28にあげます