日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

開店間際のデパ地下の話 前編

少し前に夫と、開店したての渋谷ヒカリエに行った。

以前から夫は
『魔術師が使うようなゴブリンとか、エジプトの呪いみたいなガラスの器が欲しい』
と言っていて、
前日の仕事終わりに、
趣味の焼物のイベントを見るためにヒカリエに立ち寄っていた私は、
撤退したと思しき店の跡地に期間限定で入っていた日本のレトロアイテムを扱う店で、
夫の言う"ソレ"らしき器を見つけていた。

ちなみに夫の言う
"魔術師が使うようなゴブリン"
もしくは
"エジプトの呪いみたいなガラスの器"
は、
"アンティーク調で模様入りのやや黄味がかったガラスボウル"
が、わりと近いらしい。


かなり前に横浜のお店で
"アンティーク調で模様入りのやや黄味がかったガラスボウル"

を発見した時、
『惜しいんだよなぁ‥』
とつぶやきながら、
そのボウルをなでていた。


となりにいた私はというと、
(たしかに魔術師っぽくはある‥だが、エジプトの呪いではない‥)
と思っていた。


今思えば、
その日、お茶を飲むために入った崎陽軒の本店【亜利巴” 巴”】(※これで【アリババ】と読む)の独特の雰囲気のほうが、
エジプトの呪いに近かったような気がする。


夫てきには、
模様が入らなくても、
やや黄味がかっていなくてもいいらしく、
重要なのはアンティークかどうかという点らしい。
ハリーポッターに出てきそうなガラスの器なら100点満点なのであろう。

 

ヒカリエで見つけた"ソレ"らしき器は、
もちろんアンティークで、
かき氷やパフェを入れる器のようだった。
値段も¥2000に届かないくらいのお手頃価格。

いくつか渋谷で済ませたい用事もあったので、
次の日、
早い時間帯から渋谷に出かけた。


最初に駅直結のヒカリエに行き、
開店直後の人がまばらな店内をのろのろと回遊していると、
そのフロアが地下3階の食品フロアだったせいか、
どんどんとお腹が空いてきた。


ヒカリエの地下3階には、
そのフロアで買ったものを食べられるイートインスペースがある。


いつもは席が埋まっている印象だが、
開店間際だったために2、3人のお客さんがコーヒーをすすっているだけだった。


夫と相談して、
先に腹ごしらえをしようということになり、
なにを食べるかでまた一周することにした。


高級なお惣菜屋さんの代名詞でもあるRF1に並んでいた、
ジュレ状のタレがかかったサラダに
『なんか朝ごはんって感じじゃないよね』
と文句を言いながら、
つやつやのネタがまぶしい寿司には
『朝に寿司〜?いやー‥朝に寿司はねぇ‥』
東南アジア料理、
中華、
韓国料理には
『"朝"じゃないのよ、"朝"じゃ』
と、"朝"を理由にしていろんな料理にいちゃもんをつけ、
朝食の代名詞とも呼べるサンドイッチ‥
しかも今っぽい、
カットした断面が具沢山できれいなタイプのサンドイッチには
『今日ね、パンって気分じゃないのよ』
と、究極のわがままをぶちまけ、
その末にたどりついたのが、
【新潟ゆのたに 心亭】
というおにぎり専門店だった。


私はおにぎりのことを、
おにぎりと呼ぶ人間だが、
おにぎりのことを、
おむすびと呼ぶ人もいる。


おむすびのほうがなんだかかわいくて、
少しおしゃれな感じもするが‥
【新潟ゆのたに 心亭】

はおにぎりをおにぎりと呼ぶ企業らしい。


妙な親近感を感じさせてくれた
【新潟ゆのたに 心亭】

の話はまた来週に。


ああ‥


夫が探しているという妙なガラスの器の話もまた来週に。


私の話にオチはないが、
私には話したい話がある。

 


※次回は8/3にあげます