日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

【ポムの樹】@渋谷

生きていると。こんなこともある。
こんなことがない人生は。
天皇御一家。
だけな気もする。


いまだに忘れられないのだ。
水を含んだような、
あの、ブヨブヨの
じゃがいも(※と、思しきもの)
の食感を。


半生と表現するにはためらわれる、
どんな調理法で"少し"柔らかくしたのかがわからない
にんじん(※と、思しきもの)
の歯ごたえを。


まるで10グラムのバターを食っているかのような、
牛肉か豚肉かもわからない
肉(※正しくは肉の脂身)
の味わいを。


あれはなんだったのだろうか‥
私が頼んだ"じっくり煮込んだビーフシチューのオムライス"は、
本当にじっくり煮込まれていたのだろうか。


いいや。


他にもデミグラスソースを使ったメニューはあった。


ということはつまり。


デミグラスソースと具材は別々‥


"じゃがいも(※と、思しきもの)"
"にんじん(※と、思しきもの)"
"肉(※正しくは肉の脂身)"

は、デミグラスソースとは別に調理‥
例えば真空パックになったものを湯煎して使用するとか‥


まぁ、いい。
ビーフシチュー以外は大満足だったのだ。
これ以上の文句はナンセンス。



‥‥
まてよ‥?


令和2年のこんにち。
飲食店で変わりネタを頼むと、
もれなくこのような"ちょこっとしょんぼり"が付いてくるのだろうか‥?


ちなみに。
"ちょこっとLOVE"とて平成生まれには通じない。


話を戻す。

 

"ちょこっとしょんぼり"だ。


実は先日も"ちょこっとしょんぼり"を体験したばかりなのである。


それは数年ぶりに行ったサイゼリヤでのこと。
茶をしばきに寄ったわけだが、
連れが小腹を空かし、
"キャベツとアンチョビのソテー"と"イカの墨入りスパゲッティ"を頼んだ。
私は"ティラミス クラシコ"を頼むことにした。
前からハウスワインが安いことは知っていたが、
まさか500mlのデカンタでさえも¥399という破格値だとは知らず‥
もはや水よりも安いのでは?
と、悪い頭がさらに悪い嘘をつきはじめたので、
良い人の私はそれにまんまと騙されてしまった。


しばらくしてプラスチックジャーに入った白ワインと、
これまたプラスチックのワイングラスが運ばれてきたので、
ジャバジャバと注ぎ、
ゴクリとひとつ。


うむ‥


お‥‥‥いし‥い‥?


それこそ水で割っているかのように薄い。
しかし空きっ腹であったために、
しだいに体内が火照り始めた。


アルコールであることには間違いない。


しかし‥薄い。
これは500ml¥399のクオリティだ。


続いてやってきた料理にも口をつけたが、
"キャベツとアンチョビのソテー"はアンチョビというよりも、
イカのはらわたのような臭みと苦味があった。
"イカの墨入りスパゲッティ"は、

もっとちゃんとしたイタリア料理店で食べるべきだとも思い‥
ティラミスは果てしなく甘い。
私がティラミスを好きな理由は、
ほろ苦いからなのだ。
あんなに甘くてはセクシーなデザートとは言えぬ。


この一件は連れと
「ギャグだ!」
と言い、爆笑できたので、
後悔などは一切ない。


だけれどもここで"ミラノ風ドリア"や"ボロネーゼ"といった、
王道メニューを頼んでいたら。
こんなことにはならなかったのかもしれないねー‥と、言い合ったりもした。


いつから飲食店に於ける
"変わりネタサービス"
(※おまけに"ちょこっとしょんぼり"することがつきますというサービス)
が始まったのかは定かではないが、
(注:そんなものはない)
令和も2歳になったのだから、
こんなアメイズィングもあるのだと。
思わないではいられない、
今宵の渋谷飯でございまつ。


食べていると。
こんなこともある。

 


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今宵たずねたのは、
"渋谷と言え"ばのココ。
スペイン坂にある【ポムの樹(ぽむのき)】です。

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言わずと知れたオムライス専門店でして、
若い方々の人気がすごい!


事実、
おひとりさまの私でも20分は並びました。
(ってゆーか、ひとりがけの席がないから、ひとりでも二人がけの席に通されるンすわ!)
私が席に案内されてからも、
お客さんが途絶えることはなく‥
加えて、ひとりのお客さんが圧倒的に
(少ない!)
私のような人目を気にしないBBAなら良いのですが、
"ひとりで入りやすい店"
をご所望の方にはオヌヌメできませんぜよ。


ようやく、
「お待たせしました、お席をご案内いたします」
と言われ店内へ。
入店後すぐに
「当店、現金かPayPayでの支払いのみとなっておりますがよろしかったでしょうか?」
とたずねられたので、
「大丈夫です」
と回答‥
しましたけれども‥
令和2年ですぜ、アニキ‥?
長くキャッシュレス派の私は内心、
(まーーじーーかーー!!!!!)
と、叫んでしまいました。
まぁ、
令和2年にどのPayも利用していない私もどうかと思うんですがね。


席に通され、
まずは季節のオススメメニューを見てみます。

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セットも種類が豊富で選びたい放題。


先日、
初めてビーフシチューを作ったのですが、
思いの外、
あまり上手にできませんでした。
(ここはリベンジしたいのぅ‥!)

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メインは"ビーフシチューオムライス"にすることを前提に、
次はセットのメニューを見ていきました。


ミニデザート付きのレディースセットが魅力的なのですが、
それには"ビーフシチューオムライス"がありません。
仕方なく、
"ビーフシチューオムライス"にドリンクセットという組み合わせをオーダーしました。


ドリンクはテイクアウトのカップにすると2杯目が無料になるそうで、
私もそのパターンで炭酸水を注文しました。
いつものどがかわいている学生さん達には嬉しいサービスです。
どこを見渡しても高校生や大学生と思しき方々でひしめき合い、
きゃぴきゃぴきゃあきゃあという文字が浮かんできそうなほどの活気でした。

 


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「お先にセットのスープとドリンクでございます(コトン‥)」

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試飲用のカップよりもやや大きいくらいの紙カップに、
少量の味噌汁。

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(なんだか‥不思議なサイズだのぅ‥)
ちょっとよくわからない設定だったのですが、
郷に入れば郷に従わなければなりまてぬ。
ぐごーっとまたたくまに飲み干し、
炭酸水をすすりながらオムライスをまちました。


「お待たせいたしました、ビーフシチューのオムライスでございます(コトン‥!)」

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待ち時間を含めると約1時間‥!
ようやく会えた今宵の相棒は見事なたたずまいです!

 

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いやはやこれは迫力があります。
もはやデカ盛りメニューかってくらいの見た目です。


まずはビーフシチューの具をガブリ!


(‥ぅん??)


あとは冒頭でのくだりッス。
戸惑うことしかできなかった私の口は、
とりあえず必死にあごを動かしました。


夢でもみたんじゃないかと思いながら、
絶対うまいであろうオムとライスの部分をつつき始めます。


(にょほー!半熟ー!うみゃいー!とろけるー!)
分厚い卵にしっかりはりつくバターライス。
スプーンですくっても卵とは離れず、
ちゃんとしたオムライスであることがうかがえます。

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ところどころがトロッと美味しい部分になっていて、
早く食べなきゃ、
そのトロッとが消えてなくなるような気さえしました。
この分厚い卵がなんともたまらん!


ビーフシチューのソースとからめても
(これまたうみゃい)
ただ‥
(り、りょうが、、、おおいでげす、、、うっぷ!)
あまりのご飯の量に挫折しかけたので、
少食の方は小さいサイズへの変更をオススメします。
ちなみに私が食べたサイズはレギュラー。
やはりメインのターゲット層が、
育ち盛り世代だからなのでしょうか‥
ちょいババ世代にとっては少々きついサイズ感であることは否めません。

 


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例のビーフシチューの具材は単なる調理ミスだったんだと思います。
そう思いながら‥
食べられなくはなかったので、
完食しました。


生きていれば。
必ずこんなこともあって。
こんなことがあった時に。
いかにエネルギーを消耗しないかを考えることが。
はるか昔にティーンエイジャーを終えた。
我々サーティーンの"遊び"なんじゃないかと。
思うます。


話は変わって。
レジでお会計をしていた高校生カップルが、
店員さんに
「お会計は別々になさいますか?」
と聞かれ、
ふたりともが
「別々で」
と言っていた姿には、
さすがにときめいたなぁ‥
なんだよー、
「別々で」

ってーーーっ!笑
素敵だぁぁぁ!!!笑

って。

令和2年でそれは"尊い"と言うんでしょうねぇ。笑