日々のこと

昭和61年生まれの既婚子なしの女が、思ったことをだらだらと話すブログです。

【七宝麻辣湯】@渋谷

お約束どおり、前回に続いて“麻辣湯”のレポをさせてもらおうと思います。


桜丘町で見つけた“麻辣湯”のお店は、
【七宝麻辣湯(ちーぱおまーらーたん)】
といい、
なにやらあのラーメン王の石神秀幸さんが手がけるお店なんだとか。
石神さんについてはあまり詳しくはないものの、
食のプロであることは確かです。
たくさんの期待を胸に、
降りしきる雨の中、カサをにぎりしめながら行ってまいりました。

 


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店に入るとぼちぼちの繁盛っぷりで、
2つあったテーブル席は満席、
カウンター席に3、4席の空席があるくらいでした。


オープンキッチンには外国人と思しき方が3名。
その内の若い男の子が新人さんなのか、
なにやらスムーズにいっていない模様‥
(ぬー‥中国語らしき言葉ゆえ、なんて言ってるかわからんが‥‥‥)
おそらく、
(オーダーミスだな‥‥‥)


そんな具合で、
席は空いているのですが、
お店が回ってない雰囲気のため、入り口付近で待つことに。


私よりも前に入店していたお姉さんも、
そのへんにたたずんでおられたので、
彼女の後ろに立って待つことにしました。
(順番に案内されるだろう‥)


店内は前回の【頂マーラータン】同様に、
食材が並ぶ業務用の冷蔵ショーケースから好きな具材を3種類選び、
店員さんに渡して調理してもらうといったシステム。
今回こそは
(具材選びをミスらない!)
と意気込み、
案内を待ちながら、
ショーケースの中の具材を見ては吟味しておりました。


するとまた、
ひとりの女のお客さんが入店‥
(‥‥‥ん??)
その方は慣れた手つきで具材を選び、
それをさっさと店員さんに渡していました。
(えーーー!?私たち、先客なんですけどーーー!?)
様子がおかしいと思い、
前に並んでいたお姉さんに、
「席の案内、待たれてますよね?」
と聞いてみました。
すると
「あっ‥私、テイクアウトなんです‥!」
と‥


(なぬー!?!?“ていくあうと”ですってーーー!?)


“ガーン”という効果音が鳴り響き、
じゃっかん慌てる私。
お姉さんは私に、
「ここのお店(に来るのは)、初めてですか?」
と尋ねてくださり、
「ええ、そうなんです‥
‥じゃあ、適当に空いてる席に座っちゃっていいんですかね?」
と、私は店員さんよりも、
お客である彼女の方が頼れると思い、
尋ねました。


「先に座っちゃって大丈夫みたいですよ。なんかわかりにくいですよねー‥
‥‥‥‥ちなみに、こういうの持ってます‥?」
と、お姉さんは“なにがが印刷された紙”を差し出してくれました。


(‥‥‥“お好きなトッピング1品無料サービス”‥?ああ!クーポンか!)


当然のごとく持っていない私は、
持っていない旨を伝えました。
「じゃあ、良かったら使ってください!私、まだたくさん持ってるんで!」
と、お姉さんはにこやかにクーポンを渡してくれました。


(あなたは女神ですかーーー!?)


まさかここ渋谷に女神がいるとは‥
驚きながらもお言葉に甘え、
私は具材を4種類選び、
いまだバタバタしている店員さんにクーポンと一緒に渡しました。
「スープノ辛サハドウシマスカ?」
前回同様、今回もスープの辛さは2にします。
「2でお願いします。」


提示したクーポンは回収されなかったので、
お姉さんに
「ありがとうございました。」
と言ってお返ししました。


私はたびたび、こういうラッキーな出来事に遭遇することが多く、
それらを自分の
“たかり力”
だと思いこんでいます。


“たかり力”は自分でつくった造語です。
人にたかったことで得られる恩恵といった意味合いで、
もちろん本当にはたかりません。


まぁ、“たかり力”がどのように上昇するかは、よくわからないのですが。
そういう機会に恵まれるたびに、
親切にしなきゃなと思い直します。

 


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ようやくカウンター席に着き、
“麻辣湯”待ちの段階となりました。


今回選んだ具材はというと、
(“空芯菜”“キクラゲ”“イカ団子”“ワンタン”‥!)
なかなかに、よいバランスなのではと思っておりました。
あらためて、
(クーポン姉さん、ありがとう!!!(泣))
このプラス1品目があるのとないのとでは、
えらい違いですぞ。

 


「オマタセシタシター、辛サ2デース!(ドンッ!)」

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キクラゲのボリュームのせいか、
具沢山に見えるのと、
【頂マーラータン】よりも赤が際立つスープ。
が、しかし。
(中国の辛さって、“赤いから辛い”ってこともないんだよなー‥)
そう、辛い時は何色でも辛いのが中国式。
用心して食べ始めます。


まずはスープをゴクリ。
(んーーー‥やっぱり辛ぇな。うん、辛ぇ。)
辛さは【頂マーラータン】と同じくらいのレベル。
日本の辛さ設定と、ひとつズレがあるような設定なので、
辛いものが平気な方でもまずは辛さ“1”から試してみたほうがいいと思います。
私は【頂マーラータン】よりもコクがあるように感じました。


続いては、春雨麺。
(へぇ〜、ちょっと細いのねん!)
【頂マーラータン】よりは細麺。
とはいえインスタントの春雨スープなんかよりは太麺です。
食べごたえもあり、
お箸ですくいやすいところが気に入りました。


そして具材はというと‥
(“イカ団子”、サイコー!)
イカ団子”から出たダシにうなり、
これとキクラゲは欠かせない具材だと思いました。
すり身って重要な役目を果たしてくれるんですね。
魚介系のダシってすごい。

 


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お会計は今どきのお店っぽくタブレット端末で、
交通系ICも使えました。
レジじゃないので、お会計カウンターとでも表現したらいいのでしょうか‥お店のカードが置いてあったので、
1枚頂戴し、帰りがてら見ていると‥
(あら、【頂マーラータン】とは姉妹店なのね!)
オーナーが違うとかなんでしょうが、
同じグループらしいです。


総合的に私は、
こちらの【七宝麻辣湯】の方が好みでしたが、
薬膳好きの方々にはどちらも刺激的で好まれることと思います。


火を吹きたい時には是非。