豆や恵方巻きなどと次なる行事が叫ばれる中。
ニュースアプリには早くも、
“2018年新作ショコラ”
“バレンタイン限定チョコレート”
“彼氏、上司、友達別チョコ特集”
などという記事が上位にあがる。
勝手に動き始める動画レシピも『簡単フォンダンショコラ』なんてものに変わり、
誰の影もないままにバレンタインデーが囁かれる。
私は毎年思うのです。
(チョコレートが嫌いな女性などおらぬ！
もらいたいのは我々女性陣じゃぁぁぁ！！！)
と。
無論、独断と偏見にしか過ぎず、なんの確証もありません。
ただ、今の会社にはいってから思ったのですが‥
結構、男性陣も“チョコ好き”だったりするんですよね。
チョコレートが好きって言うよりも、
チョコ味が好きって感じ。
お土産でプレーンとチョコがあればチョコを選ぶ、みたいな。
まぁ、つまるところ、
チョコレートは人気者なんですね。
専門の職人も居るくらいだし、
世界的に需要が多いお菓子なんだと思います。
(でもなー、ウィスキーボンボンとか食べたいのよ。
ナッツとドライフルーツがぎっしり詰まった、
サラミ形のチョコとか。
ビーントゥバーのホットチョコレートとか。
べつに【La Maison du Chocolat】の板チョコだっていいのよ‥)
(誰か助けてください‥
誰か‥
助けてください‥！
誰か、私に‥
チョコレートをください‥！！！)
と、セカチューのパロディをしていたら、
バレンタインデーにチョコを欲しがる男性の気持ちが、
わかったような‥
わからないような‥
(わかったフリでもしとこうかな？)
と、複雑な気持ちになり、
あれこれ考えてみたのですが、
競争心とか憧れとか、
ややこしい感情が四方八方から飛んできて、
(ヤバい。これ考えるの疲れるかも。)
と、リタイアした次第です。
そもそも、
あたえてもいないのにもらいたいって。
(あつかましかー！！！)
色々反省をして、
ちゃんと働いて稼いでいるんだから、
(そうだ自分で、買おう！)
と京都のノリで考え直しました。
20代の頃は自分で自分にプレゼントすることを“痛く恥ずかしいこと”だと思っていたのですが、
30代。
もはや無敵です。
誰になにを言われてもいいし、
自分が許したことだから自分で責任もとるつもりだし、
そもそも私は、
そうやって生きることにずっと憧れていたのかもしれません。
理想と現実が少しだけ重なった今。
私はオバサンをおおいに愉しみたいと思っています。
ごめんなさい、ちょっと面白くない話をしてしまいました、失敬！
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そんなこんなでですよ。
私は自分用と父用のチョコレートを探していたんです。
この文章を書いているのは今日ですが、
探していたのは1月上旬。
話がさかのぼってしまい、すみません。
ネットで検索して最初に上がったのが高島屋のオンライン。
ブラウンとピンクをベースにしたページが続き、全てが光り輝いていました。
女性は基本的に、
“ピンクが好き”
“キラキラしたものが好き”
“プレゼントを選ぶことが好き”
な生き物です。
そして男女共にいえるのが、
“ディテールに凝った小さいものが好き”
(それすなわち、チョコレートじゃね⁉︎)
バレンタインデーがもたらす経済効果がハンパないことを察した瞬間でした。
そして画面をスクロールしていると、
“お酒を使用したチョコ特集”
というものがあり、
すぐさまクリック。
シャンパン入りのブラウニー。
獺祭のボンボンショコラ。
ウィスキーの生チョコ。
どれもこれも美しくておいしそう。
(でも待って‥‥‥うぅぅぅん？？？)
先にも申しましたが、
これをしていたのは1月上旬。
つまり2/14の1ヶ月以上前だったということになります。
なのに‥
(“在庫なし”ってなんじゃい！)
そう、欲しいと思ったシャンパン入りブラウニーはすでに完売。
獺祭のボンボンショコラとて、
食べるのにちょうどいい3個入りは在庫切れで、
6個入りだけが残っている状態。
1ヶ月以上前に‥
いったい誰が買っているんでしょうか‥
東南アジアの商人が買値よりも高い売値でさばくのか。
それとも、どこかの企業がご挨拶用に買い占めたのか。
しかし。
高島屋‥イコール百貨店といえば外商。
私の頭の中には、
年配のお金持ちの奥様の姿が浮かびあがり、
(高齢化社会の実態、見たり！)
とかわけのわからないことを考えていたら、
すっかりチョコレートを買う意欲がなくなってしまいました。
私は冬に発売する、
ブルボンの“トリュフ”というシリーズの、
オレンジリキュールが入ったものが大好きです。
それをいっきに二つ粒、口に入れて、
モゴモゴしている時に、
とてつもない幸せを感じます。
今日からそれを『チョコレート革命』と呼び、
来月には忘れようと思います。
